昨日(6日)、熊高議員が記者会見を開き、市長選挙へ立候補することを表明するとともに、市政の基本的なスタンスを、「石丸市政の継続と改善」であると強調し、次のように説明しています。


① 「継続」は、「政治の見える化」と「行財政改革」


② 「改善」は、石丸市政の「市民の声が伝わらない」ことを改善する「住民自治
  との連携」



今回から、熊高議員の「石丸市政の継続と改善」について検証していきます。


1.最初に、熊高議員が継続する「石丸君の政治の見える化」を見ていきます。


「石丸君の政治の見える化」は、恫喝発言のでっち上げに見られるように、大ウソまででっち上げる典型的な「劇場型政治(劇場型個人攻撃)」に外なりません。

自治体改革のヒーローを演じる石丸君が、議員を「旧態然とした老害議員」に、中国新聞を「真実を伝えないマスコミ」に見立てて懲らしめる勧善懲悪劇です。

この勧善懲悪劇がSNSの時代にマッチし、金もうけに走るユーチューバーによって切り抜き動画に編集・拡散され、ネット社会で石丸人気が高まったにすぎないのです。

演出過剰な勧善懲悪劇では、決して「政治の見える化」はできません。



「石丸君の政治の見える化」がもたらしたものは、安芸高田市、市民そして議員が徹底してバカにされ、石丸君がヒーローとしてもてはやされただけです。

結局、石丸君の称賛欲求と承認欲求を満足させ、人気取りに利用されただけなのです。



熊高議員は、こうした「石丸君の政治の見える化」を継続すると表明したのです。



2.次に、熊高議員が継承する「石丸君の行財政改革」を見ていきます。


まず、「石丸君の財政改革」です。



石丸君の財政改革は、委託料、補助金、施設を住民との合意もなしに一方的に削減、閉鎖するものでしかありませんでした。

つまり、銀行の貸しはがしと全く同じやり方なのです。

また、施設の削減計画も机上の計画にしか過ぎず、求められるのはペーパーではなく住民の合意を得て実行する政治的力量なのです。

市民との対話能力が全くない石丸君には無理な仕事で、安芸高田市から逃げ出すのも無理からぬことだったのです。



企業でもそうですが、不採算部門を切り捨てるだけでは企業の再生はできません。

合理化とともに、成長する部門を見つけ投資し育てことが求められます。

行政も同じことです。

経常的経費を計画的に削減するとともに、地域経済の振興なくして財政改革はできないのです。

残念ながら、石丸君にはこうした視点と能力が全く見られませんでした。



次号では、熊高議員が、財政改革の一方の柱である「地域経済の振興」について語っていますので、それを見ていきます。