本会が公開請求していた「石丸君の要望・陳情活動」に係る行政文書が、5月29日にやっと手元に届きました。

すでに、5月14日の陳情・要望件数の訂正時に整理されていたはずですが、なぜ45日間もかけてやっと出してきたのか、その理由がわかる代物です。



石丸君の令和3年度の陳情・要望活動の一覧表は、次のように整理できます。


1.県内の関係自治体の〇〇期成同盟会等による陳情・要望活動   8件


2.全国の〇〇大会後の陳情・要望活動等             5件


3.地元からの要望書の伝達                   2件


4.災害に関する文書による要望                 1件


5.その他用務不明                       1件



石丸君が市長として主体的に要望したのは、令和3年8月の大水害後に「多治比川の災害復旧に関する要望書」を広島県土木建築局長と広島県西部建設事務所長に送付した1件だけです。

あれだけの大水害ですから、県知事を直接訪ねて状況を報告し、県管理河川・県道の早急な災害復旧だけではなく、県管理河川の抜本的な改修等を要請するのが普通です。

ところが、土木建築局長と西部建設事務所長に要望書1枚を送っただけで済ませています。



これ以外の陳情・要望活動は、すべて〇〇期成同盟会や全国の〇〇大会に合わせて、他の首長と合同で行ったものと、地元から出た要望書の伝達でしかありません。



陳情・要望活動というのは、自治体が協力して国・県へ働き掛けることも重要ですが、安芸高田市の現況・課題を整理して施策や事業等にまとめ上げ、その具体化に向けて働きかけていくことが重要なのです。

国や県はこうした自治体を積極的に支援してくれるのです。

残念ながら、石丸君には財政的に厳しい過疎自治体の陳情・要望活動の在り方が全く分かっていないのです。

石丸君の陳情・要望活動はせいぜい30点程度のものに過ぎません。



ところが、能天気な石丸君は、議会という公の場で、前任者のことまで引き合いに出し、次のように自画自賛してはしゃいでいるのです。



(元市長が)必死に勉強して80点という横で、いや、勉強してないけど100点取っちゃいましたみたいな。



ところが、議会広報に「それなりにやっているが」と要約して記載されると、石丸君は、「間違っている。事実に反し、正しい情報発信が担保されていない」と文句を付け、ご承知のとおり、議会広報誌の発行予算を全額削除し、県知事への審査申出までして駄々をこねているのです。



これが自治体改革のヒーローと称賛され、都知事選挙に出馬する石丸君の実像です。