朝井リョウくんの小説すばる新人賞受賞作『桐島、部活やめるってよ』を読みました。
 
桐島、部活やめるってよ/朝井 リョウ
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バレー部のキャプテン、桐島が部活をやめた。
 
いつも控えの選手だった風助は桐島の代わりに試合に出るのだが……。
 
ブラスバンド部部長の亜矢は桐島の友人竜汰に恋心を抱く。だが友人の志乃も竜汰が好きだということがわかり……。
 
映画部の涼也は運動が苦手で女子に馬鹿にされる。そのイケてる女子グループにはかつて共に映画を見るなかだったかすみもいた。
 
実果はイケてる女子グループに属する女子ソフト部員。彼女は家では母にカオリと呼ばれていた。
 
桐島の友人宏樹は野球部。彼は熱くなれない自分にイラだち、映画に夢中の涼也をうらやむ。
 
 
桐島君は最後まで登場しません。
 
最後まで登場させないまま話をつなげていく手腕は見事。
 
でも、それだけって言えばそれだけですね。
 
面白い読み物ではありましたが、後に残るものは何もなかったかな。
 
まぁ、今どきの高校生の話ですからね。
 
若い人が読むとまた違った感想を持たれると思いますが。
 
   
評価 ☆☆☆
 
 

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