幼稚園児とは思えない達者な文章で、発表当時話題となった『天才えりちゃん』シリーズの第2作、『天才えりちゃん月に行く』を読みました。

天才えりちゃん月に行く (いわさき創作童話)/竹下 龍之介
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まぁ、幼稚園児相手にこう言っちゃあなんですが、面白くないですね。

構成が無茶苦茶で、日記なんだか何なんだか、人物は登場したと思ったらほっぱらかされ、そのまま次々と置き去りにされていきます。


唯一、上手い、と思ったのが、月に行ったえりちゃんが、ソ連の宇宙船ソユーズで地球に連れて帰ってもらい、その後(ちょうどクリスマスの時期なので)サンタのソリに乗せてもらって日本に帰ってくる、というくだり。


うちの子どもに書けるか、と言われれば書けないでしょうが、わざわざ出版するほどの出来とは思えません。


評価 ☆☆



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