以前、『われらがアウルズ 』を紹介した際、7kichiさんに教えていただいたロバート・B・パーカーの『初秋』を読みました。

初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)/ロバート・B. パーカー
¥630
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詐欺と淫乱のダメダメな両親の元で無気力に育てられた少年を自立させるために、ランニング、ボクシング、家づくりなどのトレーニングを少年に課すスペンサー。

やがて少年はダンスに興味を示し、その道に進むべくスペンサーの活躍が始まる。


うーん、どうにも物足りないです。

少年がスペンサーに従順すぎるんですよ。

トレーニングの描写があと10ページはほしいところですね。

少年にはもっとスペンサーに反抗してほしいし、スペンサーはそんな少年をもっと強く叩いてほしかったですね。

そこで決定的な何かがあって二人の間に絆が生まれる……そんな展開ならもっと楽しめるような気がしました。



評価 ☆☆☆



  ロバ-ト・B・パーカーの本は ここ  にあります。