スバル劇場で最初に観た映画が西部劇。

しばらくの間、西部劇にはまった時期があった。

 

緊迫感あふれる1対1のガンマン同士の決闘。

一瞬のうちに敵をバタバタと倒す早撃ち。

 

刀で切りあうチャンバラ時代劇に比べたら

なんとまあ、西部劇のガンファイトがカッコよく感じたことか。

迫力で言えば時代劇はかなわないと思ったものだった。

 

そんな考えも

後年「七人の侍」を観たことで覆されるのではあるが…

 

当時~1970年代前半~西部劇は根強い人気があって

テレビの洋画劇場でも映画館でも

人気のある作品は何度もリバイバル上映をされていた。

自分が映画館で観た作品もほぼ全てリバイバル上映だった。

ちなみに、後年観た「七人の侍」もリバイバル上映です。

 

西部劇と言えば、本家本元アメリカ産と

今思えば、なんでイタリアで?という感が強い

マカロニウェスタン

どっちも好きだったな~

 

アメリカ人から見たら、なんじゃこれ!?

って感じだったのかもしれない。

でもここからハリウッドスターになったり、

世界的なスターになる俳優も出てきたのだから

意外とアメリカでも受けていたのかもしれない。

 

マカロニウェスタンの三大スターと言えば

荒野の用心棒クリント・イーストウッド

当時だけでなく今も大スターで名監督ですけどね。

 

荒野の1ドル銀貨ジュリアーノ・ジェンマ

甘いマスクと身軽なアクションで女性に大人気だったなぁ~

 

しかし、自分にとって最も印象が強かったのが

続荒野の用心棒フランコ・ネロである

 

ちなみにリー・バン・クリーフもいたが

彼の魅力に気付くのはもっと大人になってからだった

渋かったよね。

大人になってからマカロニウェスタンを観たのなら

リー・バン・クリーフを一番好きになっていたかもしれない。

 

マカロニに限らずイタリア映画は

エログロがちょいちょい顔を出すねちっこさが特徴の一つ、

魅力の一つと言ってもよいのだが

マカロニウエスタンもその例にもれずといったところだと思う。

 

で、フランコ・ネロ。

 

「続荒野の用心棒」

原題は「ジャンゴ」

タランティーノがリスペクトして作品を作ったあのジャンゴ

ここで僕が言うまでもないけどね。

 

絶望ばかりを見てきたような灰色の瞳。

あんな瞳の色はそれまで見たことがなかった。

外国人というと青い目というイメージだったから。

(あまりにものステレオタイプだけど…)

 

灰色の瞳。

衝撃だった。

その昏い眼で何を見てきたのか。

映画の印象も相まってそう感じたのだと思うが。

 

敵からのリンチ。

両手が使えないほど痛めつけられる描写は

アメリカの西部劇では…ないよね。

そこがイタリア映画っぽい。

 

棺桶の中からマシンガン!って

 

ふつうはマシンガンは敵役が持っていて、

それを主役が拳銃一つで倒すのが恰好いいんじゃないの?

アメリカのヒーローものだったらそうするよな

というところを、

主役がここぞとばかりにマシンガンでなぎ倒していく反則技。

 

ちなみに「はんそく」とキーボードを打つと

販促と出てしまう。

販促にも技は必要だけどさ。

 

両腕をつぶされてしまったから

拳銃がうまく撃てないからマシンガンを、

という言い訳も成り立つ?が

いや、最初から持っていたじゃん(と記憶している)

 

細かいことをずいぶん忘れているから

最初からマシンガンを出さない

何か理由があったのかもしれないけど、

でも多分ない。

今だからこう思うのだが

最初に見た当時は、単純にすげぇと興奮ものだった。