淡路島で曼荼羅アートを描いている晃世です。
さて、ぬり絵の効果のお話第三弾。
ぬり絵の効果のひとつとして、
瞑想状態になるというものがあります。
ぬり絵という作業に集中する。
この集中している状態が瞑想状態となっているのですね。
瞑想状態になると何がいいのか。
多くの人間の思考のほとんどは
過去の後悔と未来への不安で占められていると言います。
特にボーっとしている時などに
脳はそのような動きをしていると言います。
思い当ることありませんか?
あの時ああすればよかった。
どうしてあんなことしちゃったんだろう。
トラブルが起きたらどうしよう。
今進めている話はうまくいくのだろうか。
等々、やり直すことのできない過去、
どうなるか結果のわからない未来に
思考が囚われていませんか?
瞑想は、「今」に集中している状態です。
普通の瞑想では「今」の呼吸に集中する。
ぬり絵は色を塗っている「今」に集中する。
この「今」に集中することで
不安にとらわれる思考から離れることができるのです。
そして、その「今」に集中する時間が増えると
脳も「今」に集中するための部分が発達し
自分の脳の働き方が変わってくるのです。
脳の働き方が変わってくると「思考」も変わってくる。
「思考」が変わると生き方が変わってくる。
ぬり絵に限らなくてもいいのです。
写経でも、ヨガでも、太極拳でも
今の自分を意識し集中できるもの。
ぬり絵は色鉛筆とぬり絵のための絵さえあれば
簡単にできるので私はお勧めしています。
忙しい人は
「そんなぬり絵なんてする時間なんかないよ」
なんて思うかもしれません。
でも、そんな人ほど、わずか15分でもいいので
「今」に集中する時間を作ってほしいと思います。