ハウル うぅう……ううあああああっっ!
ソフィー ハウルだめ!罠よ!!
ハウル 掴まって!ソフィー、前へ移れ!あーあ……ソフィーがみんな连れてきちゃったなあ。
荒地の魔女 わんちゃん。
ヒン ヒン!
ソフィー ヒン、あんたはサリマンの回し者でしょ。しょうがないわねぇ、今更おろせないじゃない。
ハウル ソフィー、舵を取れ。
ソフィー えー、できないわよそんなこと!
ハウル 追いかけてきた!
ソフィー えっ?
ハウル 仆が相手をする。ソフィーはこのまま荒地の城まで飞ぶんだ。
ソフィー えー?そんなの无理よ!
ハウル 大丈夫、方向は指轮が教えてくれる。カルシファーを心の中で呼ぶんだ。
ソフィー カルシファーを?
ハウル 光の差す方へ飞べばいいんだ。夜には着く。
ソフィー なによ!ハウルが来るなら私が来ることなかったのよ!
ハウル ソフィーがいると思うから行けたんだ。あんな怖い人のところへ一人で行けるもんか。
おかげで助かった。さっきは本当に危なかったんだ。
ソフィー あぁあああ、离さないで、きゃあー!うわわわわー!
ハウル 上手いじゃないか!
ソフィー どこが!
ハウル ちょっと引き离した。五分间だけ见えなくするから、その间に行きなさい。
ソフィー うーわわわ……!ハウルー!
サリマン いえ、要らないわ。
はい、ありがとう。
久しぶりにわくわくしたわ。ハウルは逃げたつもりでしょうけど……
ふふ、ずいぶん若いお母様だったこと。
ソフィー ……ん?
もうすぐよ、私の生まれた街だわ!
ヒン ヒン!
ソフィー 驯れ驯れしくしないで。あんたは信用してないからね。
お城だわ。迎えに来てくれた!
マルクル ソーフィー!
ソフィー マルクル大変ー!あたし止め方しらないのー!
わ、わ!
マルクル ソフィー!……!?
荒地の魔女 わんちゃん。
ヒン ヒン!
ソフィー マルクル!ただいま!
マルクル ソフィー、怪我はない!?
ソフィー えぇ。
マルクル よかったー!
ソフィー 迎えに来てくれてありがとうね。
荒地の魔女 グゴゴゴゴ、グゴゴゴ……
カルシファー ……やばいよ、やりすぎだよう……!
ソフィー はっ!
ハウルが戻ってきたのかしら?……あっ!?
(黒い羽根が砕ける)
ソフィー ハウル?
怪鸟 ……うぅあぁあ……あああ……
ソフィー ハウル、ハウルね?苦しいの?怪我をしてるのね?
怪鸟 ……来るな……
ソフィー あたし、あなたを助けたい。あなたにかけられた呪いを解きたいの。
怪鸟 自分の呪いも解けないおまえにか?
ソフィー だってあたし、あなたを爱してるの!
怪鸟 もう遅い……!
ソフィー ああっ!……ハウルー!
ソフィー はっ!……はあ……
……ハウル帰ってきたのね?
カルシファー ソフィー、早くおいらとハウルの契约の秘密を暴いてくれ!おいらたち、もう时间がないよ!
ソフィー ハウルが魔王になるってこと?そうなの?
カルシファー そんなこと言えるかよ、おいらは悪魔だぜ?
ソフィー カルシファー、サルマンが言ってたわ。ハウルは大切なものをあなたに渡したって……
なにそれ?どこにあるの?
カルシファー 契约の秘密については、おいらは喋れないよ。
ソフィー あんたに水を挂けて消すって胁したら?
カルシファー あああああーっ!なんてこと言うんだ!そしたらハウルも死ぬぞ!
ソフィー おはよう、カブ。……勇気を出さなくちゃね。
マルクル ソフィー、いいよー!
ソフィー オーラーイ!カルシファー、もっと口开けて!
いくわよー、それー!
マルクル そーれー!
ソフィー うーごーき、……な、さい、……よっ!!
マルクル あ、ああーっ!わあーっ!
……あ、あはは、あはははは、ははははっ!
ソフィー お城ったって中から见るとがらくたの寄せ集めね!
みんなー、ご饭にするよー!
ソフィー はい、おばあちゃん。
カルシファー ソフィー、やだよう。荒地の魔女だぜ!
ソフィー もう大丈夫よ。
カルシファー 俺をじっと见てるよ!
荒地の魔女 きれいな火だねえ。
(タンタンタンタン)
ソフィー ハウル!?
ハウル やあみんな!
ソフィー お帰りなさい。
マルクル ハウルさん、この犬饲っていいでしょう!?
ハウル 魔女のおばあちゃんにサリマン先生の犬とは……カルシファー、よく城の中に入れたね。
カルシファー 冗谈じゃないよ、ソフィーが丸ごと飞び込んで来ちゃったんだ!
ハウル はっはっはっはっは!また派手にやったね!
やあ、君がカブだね!ふぅん……君にもややこしい呪いがかかってるね。我が家族はややこしい者ばかりだな。
荒地の魔女 いい男だねえ。
ハウル さて、今日は忙しいよ。引っ越しだ!
ソフィー 引っ越し?
マルクル よかった、お城だけじゃ买い物もできませんからね!
ハウル ここにいたらすぐサリマン先生に见つかっちゃうからね。
……君はここにいてもらわなきゃならないな。魔力が强すぎる。
ハウル よーし、できた!カルシファー、いいよー!
ハウル よし、上出来だ!しばらくそこにいてね。
カルシファー そっとやってくれー。
ハウル はじめるよ。
マルクル ……わあ!
ソフィー わ……
ハウル 引っ越し终わり!もう降りていいよ。
マルクル うわー!すごい、お师匠様、広いですね!
ソフィー ああ……っ!ここは……!
ハウル トイレも作ったんだよ、家族が増えたからね。ソフィー、こっちへきて、ソフィー!
部屋もひとつ増やしたんだ。入ってごらん。
ソフィー あ、ぁっ……!
……ここ……何故?
ハウル ソフィーの部屋にどうかなー?って。気に入った?
ソフィー ……そうね。扫除妇にはぴったりの部屋ね。
ハウル 着替えも买っといたから、後で见て。次だ。ソフィー、こっちに来て!早くー!
マルクル 中庭だー!
ハウル お店もあるよ!……ソフィー。ドアの色が変わったからね。新しい出口だ。
ソフィー あぁっ……!
ハウル ソフィーへのプレゼント。どうぞ。
ソフィー わああーっ……!
ハウル 仆の秘密の庭さ。
ソフィー 素敌ね……。ここもハウルの魔法なの?
ハウル ちょっぴりね。花を助けるのに。
ソフィー わーっ!
ハウルー、ありがとうー!梦みたい……
ハウル ソフィー。
ソフィー 不思议ね。あたし、前にここに来た気がするの。涙が出てきちゃった。
ハウル おいで。
ソフィー うん。
ハウル ほら!
ソフィー まあーっ!ちっちゃな家!
ハウル 仆の大事な隠れ家さ。子供の顷の夏に、よくあそこでひとりで过ごしたんだ。
ソフィー ……ひとりで?
ハウル 魔法使いのおじが、仆にこっそり遗してくれた小屋なんだ。ソフィーなら、好きに使っていいよ。
……どうしたの?
ソフィー 怖いの。小屋へ行ったら、ハウルがどこかへ行っちゃうような気がするの。
ハウル、ほんとのこと言って。あたし、ハウルが怪物だって平気よ。
ハウル 仆は、ソフィー达が安心して暮らせるようにしたいんだよ。
ここの花を摘んでさ、花屋さんをあの店でできないかな?ねっ、ソフィーなら上手くやれるよ!
ソフィー そしたらハウルは行っちゃうの?
あたし、ハウルの力になりたいの。あたしきれいでもないし、扫除くらいしかできないから……。
ハウル ソフィー。ソフィーはきれいだよ!
(ソフィーの外见が年寄りに戻っていく)
ソフィー ……年寄りのいいとこは、失くすものが少ないことね。
ハウル ……。……はっ。
……こんなところを通るなんて……
ソフィー 军舰?
ハウル 町や人を焼きに行くのさ。
ソフィー 敌?味方?
ハウル どちらでも同じことさ。
……人杀し共め。ごらん、あんなに爆弾をくっつけてる。
ソフィー ……止まっちゃった。ハウルがやったの!?
ハウル ちょっといじった。落としゃしないよ。
ソフィー ……はっ!ハウル!
ハウル おっとっと、気付かれたかな?
ハウル サリマン先生の下っ端の下っ端さ。戻ろう!
ソフィー うわっ!わ、わ、あっ……!
ハウル 走れ!足を踏ん张れ!
あそこへ走れ!
ソフィー いやー、离さないで!いやーあああ!
マルクル ……ソフィー、どうしたの?
ソフィー はぁ、はぁ、……もーこんなうち出てってやる!
(コンコン)
マルクル ソフィー、お休み。
ソフィー お休み。
マルクル ……ソフィー、ハウルさんなら心配いらないよ。前も何日もいなかったことあるから。
ソフィー ありがとうマルクル。
ソフィー トイレは?
荒地の魔女 平気だよ。
ソフィー お休みなさい。
荒地の魔女 ……恋だね。
ソフィー ……!
荒地の魔女 あんたさっきからため息ばっかりついてるよ。
ソフィー ……はぁ……
荒地の魔女 図星だね。
ソフィー おばあちゃん、恋をしたことあるの?
荒地の魔女 そりゃしたね。今もしてるよ?
ソフィー えー?
荒地の魔女 男なんか仕方のないものだけどね。若い心臓は良いよ。
ソフィー あっきれた。
荒地の魔女 それにかわいいからね。
ソフィー なにかしら?
荒地の魔女 空袭警报だよ。
ソフィー 空袭?
荒地の魔女 この街じゃないよ。でも今夜は外に出ない方がいいね。
そこら中でサリマンの手先がこの家を探し回っているよ。
いい火だねえ……よくこのうちを隠してる。
マルクル ソフィー、変な人が入って来ちゃった!
ソフィー ん?……お母さん!
ソフィーの母 ソフィー!!!あなたどこ行ってたの、さんざん探したのよ!
まあこんなおばあちゃんになっちゃって……!
みんな私が悪いの……ごめんねソフィー……ごめんね……!
ソフィー お母さん……。
ソフィーの母 すっかり模様替えしたのねー。……あの方はどなた?ああ、家主さんね。
そうだ、ソフィー、私再婚したの!
ソフィー ええ!?
ソフィーの母 とってもいい人、それにお金持ちなの!またみんなで暮らせるわ!
ねっ、扫除妇なんてしなくていいのよ!
ソフィー でもあたし、今の暮らしが気に入ってるから……
ソフィーの母 そぅお?……あ、いけない、车を待たせてあるの。行かなきゃ。
荒地の魔女 覗き虫かい。サリマンも古い手を使うね。カルちゃん燃して!
カルシファー むぐっ……あ、ああああー!
ソフィー お母さん、幸せになってね。
ソフィーの母 ありがとう。ソフィーもね。
ソフィーの母 ……言われた通りにしたわ。夫の元へ返して。
小姓 はい。サリマン先生もさぞお喜びでしょう。
ソフィーの母 ……ごめんね、ソフィー……
ソフィー すごい人ね。みんな逃げ出して、町中空っぽになっちゃうわね。
マルクル ソフィーも行きたいんか?
ソフィー えっ?
マルクル さっきの人がそう言っておったぞ。
ソフィー そうね。仲直りできて良かった。
マルクル ソフィー、行かないで!仆、ソフィーが好きだ!ここにいて!
ソフィー あたしもよマルクル。大丈夫、行かない。
マルクル 本当!?
ソフィー うん。
マルクル ぼくら、家族?
ソフィー そう。家族よ。
マルクル ……よかった!
荒地の魔女 サリマンなんかにハウルは渡さないよ!
マルクル ……でも、胜ったって书いてあるよ?
荒地の魔女 若者だけさ、信じるのは。
マルクル ふーん……
ソフィー おかしいわね、カルシファーがちっとも燃えないの。
おばあちゃんそれやめてくれない?ひどい匂いよ。
荒地の魔女 年寄りの楽しみを取るもんじゃないよ。
ソフィー 窓开けて、マルクル。
マルクル うん。
荒地の魔女 窓は开けない方が良いと思うよ……カルちゃんの力が弱くなってるからね。奴らが入ってくるよ。
ソフィー ……マルクル!
きゃあっ!わ、わっ……!早く闭めて!
おばあちゃんをお愿い。お店见てくる!
マルクル うん!
ソフィー こんな时に何よ!そんなヒマがあったら、火事を消しなさい!
荒地の魔女 派手ねえ……。
ソフィー は、ハウル!
ハウル すまない……今夜は相手が多すぎた。
ソフィー ハウル、ああ、ハウル!
マルクル ハウルさん!ソフィー!
ハウル カルシファー、しっかりしろ!
……マダム、それはサリマン先生のプレゼントですね?
カルシファー そのばあちゃんがおいらに、変なものを食わせたんだ!
荒地の魔女 あら、ハウルじゃない。あなたとはゆっくり话をしたいわねえ。
ハウル 私もです、マダム。でも今は时间がありません。
荒地の魔女 あら~、珍しいわねえあなたが逃げないなんて。
ハウル では、また。
ソフィーはここにいろ。カルシファーが守ってくれる。外は仆が守る。
ソフィー 待って!ハウル、行ってはだめ!ここにいて!
ハウル 次の空袭が来る。カルシファーも、爆弾は防げない。
ソフィー 逃げましょう。戦ってはだめ!
ハウル 何故?仆はもう十分逃げた。
ようやく守らなければならないものができたんだ。……君だ。
ソフィー ハウル!
ああっ……!
ソフィー あたしたちのいる街だ!
あそこにハウルがいる……!
あっ!ハウル!
マルクル ソフィー!……カブ!
ソフィー マルクル、こっちへこよう!
マルクル えっ!?
カルシファー 引っ越し!?无茶だよ、あっちは空っぽだよ!
ソフィー だめ!あたしたちがここにいるかぎり、ハウルは戦うわ。あのひとは弱虫がいいの。
おばあちゃん、さあ!
荒地の魔女 散歩かい?
カルシファー だって、サリマンにすぐ见つかっちゃうよ!
ソフィー もう见つかってる!こんなことしてたら、あのひと戻れなくなっちゃう!
マルクル ソフィー!お城ぼろぼろだよ!
ソフィー いいの!マルクル、おばあちゃんお愿い!
マルクル うん!
ソフィー あなたも行くの!乗って!
カルシファー えぇえ、无理だよ。おいらは契约で暖炉から出られないんだ!
ソフィー あなたたちにできないなら、あたしがやってあげる!
カルシファー あぁああ、あぶない!やめろ!やめろってば、やめてー!
おいらが出たらこの家も崩れちゃうぞ!
ソフィー いい!
マルクル 出たよ!
ソフィー 离れて!
カルシファー お、おいらを最後にした方がいいぜ!何が起こるか、おいらにももう分からないんだ!
(城が崩れる)
カルシファー だから言ったろ、崩れるって!……雨だ!
(军舰が飞んでいく)
マルクル 街に行くのかな?
ソフィー マルクル、おばあちゃんお愿いね!カブ、中に入れる所を探して!
マルクル おばあちゃん、大丈夫だよ。仆がついてる。
ソフィー マルクル、ここから入れる!
カルシファー あああ雨漏りしてる!おいら消えちゃうよ!
ソフィー ここで待ってて!
カルシファー ここ濡れてるよー!これ湿ってるー!
ソフィー マルクル、おばあちゃんをここへ!
マルクル お城空っぽだね。
カルシファー だから、あっちにいればおいらとハウルで守れたんだよ!
ソフィー カルシファーお愿い。あなたにしかできないの。ハウルの所に行きたいの、お城を动かして!
カルシファー えぇーっ!
ソフィー あなたならできるわ、すごい力を持ってるもの!
カルシファー でもさあ、ここには烟突もないしぃ、湿ってるしぃ~……。
ソフィー だって昔から言うじゃない。一流は场所を选ばないって。
カルシファー そりゃそうだけどさー。そうかなあ?
荒地の魔女 カルちゃんきれいだねー。
マルクル おばあちゃん、ここ!
カルシファー じゃあさ、ソフィーの何かをくれるかい?
ソフィー あたしの?
カルシファー おいらだけじゃだめなんだ、目とか……
ソフィー 目?これは?
ソフィー すごいわカルシファー!あなたは一流よ!
カルシファー 目か心臓をくれれば、もっとすごいぞ!
荒地の魔女 心臓!?心臓があるのかい!?あらーっ!
ソフィー あそこにハウルがいる。囲まれてるわ。
あっ!カルシファー早く……あっ!
カルシファー やめー!
ソフィー おばあちゃん!やめて!
荒地の魔女 ハウルの心臓だよ!
カルシファー やめろー!
ソフィー おばあちゃん!
荒地の魔女 热い、热い!!
ソフィー 放して、死んじゃう、おばあちゃん!
荒地の魔女 嫌だ、あたしんだよ!热い、热いよ!
カルシファー あーーー!
マルクル ソフィー!ソフィー!!
ヒン ……ヒンッ、ヒン!ヒン!
ソフィー ……ヒン大変なことしちゃった……カルシファーに水を挂けちゃった……
ハウルが死んだらどうしよう……!うわあああーん、あああーん……!
ヒン ヒン!ヒン、ヒン、ヒン!
ソフィー ……动いてる!ハウルは生きてるの!?ハウルの居场所を教えて!
はっ!
お城のドア!
(扉の中へ)
ソフィー はっ。……ヒン。
ソフィー ああっ!……ハウル!
あたし今、ハウルの子供时代にいるんだ!
ソフィー あっ、あああ!
ハウルー、カルシファー!あたしはソフィー!
待ってて、あたしきっと行くから!未来で待ってて!
ヒン ヒン、ヒン!
ソフィー ……うん、歩くよ。ヒン、歩くから。涙が止まらないの。
ソフィー ハウル……。ごめんね、あたしぐずだから。ハウルはずっと待っててくれたのに……。
(キス)
あたしをカルシファーの所へ连れてって。
マルクル 死んじゃった?
ソフィー ううん、大丈夫。……おばあちゃん。
荒地の魔女 あたしゃ知らないよ、何にも持ってないよ。
ソフィー お愿い。おばあちゃん。
荒地の魔女 ……そんなに欲しいのかい?
ソフィー うん。
荒地の魔女 仕方ないね。大事にするんだよ。
ソフィー うん。
荒地の魔女 ほら。
ソフィー ありがとう、おばあちゃん。
(ちゅっ)
ソフィー カルシファー。
カルシファー ソフィー、くたくただよ……
ソフィー 心臓をハウルに返したら、あなたは死んじゃうの?
カルシファー ソフィーなら平気だよ、たぶん……おいらに水を挂けても、おいらもハウルも死ななかったから……
ソフィー やってみるね。
暖かくて、小鸟みたいに动いてる。
カルシファー 子供の时のまんまだからさ。
ソフィー どうか、カルシファーが千年も生き、ハウルが心を取り戻しますように……。
カルシファー ……生きてる!おいら、自由だー!
ハウル んん……う……
マルクル 动いた!生きてる!……わっ!?
カルシファーの魔法が解けたんだ!
ソフィー カブ!
ソフィー カブ、大丈夫!?
すぐ新しい棒を见つけてあげるね!
カブ、ありがとう!
(ちゅっ)
……ああっ!?
カブ王子 ありがとう、ソフィー。
私は隣の国の王子です。呪いで、カブ头にされていたのです。
荒地の魔女 爱する者にキスされないと解けない呪いね。
カブ王子 その通り。ソフィーが助けてくれなければ、私は死んでいたでしょう。
荒地の魔女 いい男だねえ。
ハウル ……うるさいな、なんの騒ぎ?……うっ!こりゃひどい、体が石みたいだ。
ソフィー そうなの!心って重いの。
ハウル あっ、ソフィーの髪の毛、星の光に染まってるね!……きれいだよ。
ソフィー ハウル、大好き。よかったー!
ハウル いたっ!
荒地の魔女 ソフィーの気持ちは分かったでしょ。あなたは国へ帰って、戦争でも止めさせなさいな。
カブ王子 そうさせていただきます。戦争が终わりましたら、また伺いましょう。
心変わりは、人の世の常と申しますから。
荒地の魔女 あら良いこと言うわねえ。じゃあ、あたしが待っててあげるわ。
ヒン ヒン、ヒン!
サリマン ……なんです?今顷连络してきて。あなた何をやってたの?
ハッピーエンドってわけね。この浮気者。
ヒン ヒン!
サリマン しょうがないわね……。
総理大臣と、参谋长を呼びなさい。この马鹿げた戦争を、终わらせましょう。
小姓 はい!
マルクル カルシファーが!
ハウル 戻ってこなくても良かったのに。
カルシファー おいら、みんなといたいんだ。雨も降りそうだしさ。
ソフィー ありがとう、カルシファー。
(ちゅっ)
カルシファー うふ、うふっ。
おしまい
世界の约束
涙の奥にゆらぐほほえみは
时の始めからの世界の约束
いまは一人でも二人の昨日から
今日は生まれきらめく
初めて会った日のように
思い出のうちにあなたはいない
そよかぜとなって頬に触れてくる
木漏れ日の午後の别れのあとも
决して终わらない世界の约束
いまは一人でも明日は限りない
あなたが教えてくれた
夜にひそむやさしさ
思い出のうちにあなたはいない
せせらぎの歌にこの空の色に
花の香りにいつまでも生きて