小学生の頃、帰っている途中に我が家が見えてきた。
「もうあと1分で家に着く」とウキウキで思い、二階をふと見上げると窓に女性が立っていて私を見ていた。
「あれ?お母さんかな?」と思って玄関を開けると台所に母がいて料理を作っていたのだ。
そんな母が手を止めて二階にわざわざ行くはずもないし、上り下りを考えると私が玄関を開けるまでの時間的にもありえないのだ。
何でそんなに自信を持って言えるのか、と思う方もいるだろうが、母は生まれつき金髪、白髪に近いという特殊な髪色で見間違えるはずもない。
私が見たのは髪の毛の黒い女の人だったんだから。