緊急事態宣言が出されて1ヶ月強、新規感染者の少ない34県では緊急事態宣言の解除が検討されています。近い内に解除されるでしょう。
さて、全世界では外出自粛が進み、各企業では慣れないテレワークが進み、ニュースで様々なことが言われている中、一体コロナはどのようになったら収束するのでしょうか。その答えは1つで「集団免疫を獲得するしかない」ということです。その手段としては4つあります。

①自然感染・自然治癒することで免疫を獲得する
②自然感染・既存薬で治療することで免疫を獲得する
③自然感染・新薬で治療することで免疫を獲得する
④ワクチンで事前に免疫を獲得する

①~④いずれのプロセスを踏むにせよ集団免疫を獲得するためには新型コロナウイルスの場合は8割程度の人が免疫を獲得する必要があると言われています。ただ100年前、スペイン風邪でパンデミックが発生した時は全世界の約3割の人達が感染したところで約2年で収束しました。このことから未発症で検知されていない人達の割合も考慮すると、今回のコロナウイルスの感染率も検知分が3割前後で収束する可能性が高いと考えられます。

全体で考えるとそうなりますが、個人個人で具体的に何が必要になってくるのでしょうか?上記①~④いずれになるにせよ、基本的に2年以内に自分も自然感染(またはワクチン摂取)する必要があるというのが自然な考え方です。しかし②~④は少なくとも治療薬・ワクチンの供給には来年くらいまでかかりそうです。そうすると直近1年間くらいは①について対策しておくべきです。①の対策として考えられるのは「自然感染した時に重症化せずに自然治癒すること」であり、そのためにはシンプルに以下が必要になります。

・栄養(特にビタミンC)をしっかり摂取して免疫力を高めておく
・睡眠時間をしっかり確保して免疫力を高めておく
・できるだけ運動して免疫力を高めておく

基本が重要ですね。
発症した場合、今後もPCR検査の基準は変わっていくでしょうが、自分の症状を客観視した上で医療機関への症状の伝え方は事前に整理しておくべきでしょう(大声では言えませんが、放置しておくと死亡してしまう状態なのに基準に当てはまらないから検査受けられないとか笑えないので。自分の命を守るのは自分)。
さてGW明け頑張りましょう(´・ω・`)
歴史的名著「貞観政要」(じょうかんせいよう)について、ライフネット生命の創業者出口治明さん(72)が解説してくれた解説本。出口さんにとって貞観政要は「座右の銘」ならぬ「座右の書」であるらしい。

貞観政要といえば帝王学を学ぶため、貞観政要が編纂された700年代から現代(2020年)に至る1300年に渡って稀代のリーダー達が学び続けてきた名著である。

しかしこの名著、原文は1000ページに及ぶ大著で難解であるため、読書が好きな出口さんがわかり易く解説してくれた次第である。

尚、帝王学とは権力、財力を持つ政治家、企業の2代目社長等が組織を健全に運営するための学問である。徳川家康や各天皇等、「本物のリーダー達」が必ずと言って良いくらいに学んでいるいわば「本物のリーダーの常識」と考えられる。

貞観政要に書かれていることで重要だと感じたのは
①メンバーに権力を委譲すること
②メンバーからの諌言(リーダーへの戒めの言葉)を聞き入れること
の2点。

①は例えばリーダーとしてメンバーに何かを任せたら後は信頼して全てを任せる。もちろん状況を聞いて問題が起きてそうであればフォローするなどは必要だけど、基本的には全て任せる。そうすれば部下は「自分を信頼してくれてる」と思うようになるし、リーダーは「何もせずとも勝手に仕事が上手く回る」という好循環を作り出すことができる。

②はまずはリーダー自身がそのような姿勢となる必要性を認識すること、そしてそのような姿勢であることをメンバーに伝えることが重要。

3月号頃からコロナ関連の記事が多い。気になった記事としては「中田敦のGAFA深読み」シリーズの1記事「米グーグルはVPNを使わない」とのこと。背景としてはゼロトラストネットワークの考え方があり、VPNでも一度イントラネットに侵入されると好き放題できるので、Googleは社内からでも社外からでもアクセスプロキシ(認証)サーバーを経由させて、ここで端末情報・ユーザ情報をチェックしているとのこと。VPNの問題点は今後整理しようと思う。