台北-仁川 チャイナエアライン162便 ビジネスクラス搭乗記 | コントレイル

 

仁川行きはB9ゲートだ。何だか懐かしい雰囲気の漂う待合室。

 

 

B9に駐機している機材はB747。

まだ前便の機材が居座ってるのかと思ったら、トラブルで機材差し替えだって。

 

就航予定のB737が壊れて、別にB737を宛てがうどころか、適当なA330すら無かったのか。こんなダイナミックな機材変更初めてだ。

 

 

B747だとボーディングパスの1Kも眩しく見える。

 

 

搭乗しよう。

 

 

機材はB-18212。2005年製でB747-400の最終製造グループだ。

 

 

つい最近までCIの虎の子としてTPE-LAX/JFK専従だったのだが、77W導入により花形路線より撤退したようだ。

 

 

やっぱジャンボのAコンパートは良いよなー。

 

 

自席は1Kだ。

 

CIのこの機材に乗ったのは6年前が最初で最期だった。他にも現役機だとこのバージョンもある。

 

今の会社に入社して初めて貰った賞与で買ったFクラスのチケットだ。と言ってもそんな大げさな値段でもない、TYO~TPE~BKKのFクラスが8~9万円とか。

 

破格/爆安を通り越して、中華航空って大丈夫かなというレベル。う~ん、確かに当時は沖縄でB737をBBQにしてからまだ2~3年とかだもんね。スカイチームにも入ってなかったし。それでも初めて体験するフルサービスのFクラスに感動した。

 

 

1A/1Kは、この先端感がたまらん。

 

 

えーっと、自分以外誰もこのキャビンに乗ってこないのだが、まさか。。。

 

 

うわ~、L1閉まっちゃったよ、マジか。誰もいないよー。

 

 

ほんでCAがお茶持って登場。

 

CA:ハロー、今日はオンリーユーだからどこに座ってもOK。

 

自:マジかー。

 

CA:Cクラスキャビンとアッパーはエコで使ってるからよろしく。

 

元がB737だったからなのか、他の客がキャンセルしたのか知らんが、まさかビジネスの客が自分1名で、しかもその便がB747にタイプアップされて、Fクラスキャビンを独り占めできるとは思わなかった。

 

 

というわけで出発。空席の1A。

 

 

B747のAコン先端席は、この景色がたまらん。窓に顔くっつけると前が見えるのだ。

 

でもFクラスだと前から3番目の窓に顔を近づけるのが精々だけどね。その点、ANAのSR/LRはAコンは普通席を詰め込んでたから1A/1Kだと1番前の窓に顔をくっ付けて前を見ることができたな。今となっては懐かしく貴重な思い出だ。

 

 

よっしゃー離陸。一番前楽しい。

 

 

さようなら台北。

 

 

離陸数分で、すぐにベルトサインが消される。

 

 

早速、ミールサービスが始まる。

 

提供される物は、あくまでもCクラス。

 

 

あっという間に食事がサーブされた。

1名のPAXに対して手持ち無沙汰のAコン担当BBA×2名がサービスに当たる訳だからな。

 

 

メニューは不明。洋食、中華、韓食の3種類のチョイスで中華をチョイスした。

 

メニューで迷っていたら、それなら3種類食べれば言われたが、さすがに辞退した。

でも、さっきラウンジで牛肉麺食べなければ、メイン2皿は行けたか。

 

 

デザートは、ケーキとアイスクリームのチョイスで、ケーキを頂いた。

 

ちなみに、ここまでサーブされるのに離陸後30分も経っていなかった。別に早食いではないです。

 

 

 

食後に機内を撮影してみた。

 

 

無人のAコンパートメント。

 

機内清掃のバイトやってた時は無人のキャビンとか当たり前だったが、飛行中で無人ってのは貴重だよね。

 

 

Yクラスに解放されているBコンパートメント。CIって上級席解放の基準が渋いのか、アサインされている者は僅かであった。

 

 

ワイダーピッチのスリーパーシート。下手なライフラットより、こんな感じのオープンキャビンが好き。昔のUAのB777-200とかNHのB777-200Asia仕様とか。CIのA340も良いよね。

 

ワイダーピッチで、いかにも長距離機材の上級クラスだぞっていう偉そうなオーラが良い味出してる。

 

 

 

久々に搭乗したからだけど、やっぱりB747のキャビン空間の余裕感は半端ない。

 

 

席に戻ると、シャンパンが置いてあった。ありがとう。というか、客1人だから責任取って開けないとダメだな。

 

 

 

いつまでもこのキャビンを独占していたいが、残念なことにTPE-ICNは、僅か2時間余りの飛行時間なのだ。

 

 

一時の幻のごとく、まもなくこのフライトも終わる。

 

 

というわけで到着。遅延して欲しい時ほど定刻で到着するジレンマ。どうにかならんのか。

 

 

残り少ないB747の搭乗機会で、このような貴重な体験ができて本当に良かった。

 

 

降りたくない。このままTPEに折り返したい。

 

 

いやー、楽しかった。アワードで遠回りルーティングして良かった。さあホテルへ行こう。