本職が多忙のため、この一週間おやすみします。
相変わらず、寒かった。
この時期が一番冷えると僕は思う。
二月中旬。もうすぐ春休みが始まる。寒いので、ため息も白くなってしまう。
最近どうも、何もかもうまくいかない。救急車で運ばれてからであろうか。朝はなかなか起きることができなくなったし、正直今も眠たい。無理やり布団から起こしたからだで、学校に向かっている。しかし、最近ちょっといいことがあった。今まで、何も入っていなかった部活だがフォークソングというところに入って、ギターを弾き始めた。この一年弱、何もしていなかったので自分にとっては大きな一歩だと思う。
そうこう言っているうちに学校についた。
「おはよー、真。むっちゃ眠そう」
「おはよう。うん、ものすごく眠い」
そういって席に着いた。始業開始五分前で、教室にはクラスメイトの大半がいたのでかなりにぎわっていた。チャイムが鳴った。なっても先生が来るまではこんな感じ。二、三分経つと教室のドアが開き。
「はい、席に座って」
と声をかけられ、ようやく座る。出席と今日の諸連絡を言ったら、とりあえず解散。
「今日は、一日が長い気がする」
と僕が言うと
「それわかる。大体水曜日って長いよね」
と、前にいた清水君が答えてくれた
「本当に、もう今すぐにでもベッドにだいぶしたいもん」
「ははは、そうなんだ。」
一時間目から六時間目まであったが、そのうち途中あった生物の実験以外は寝ていたので、記憶にない。
「真、寝過ぎ。」
「知ってたの?」
「うん、私何でも知ってるもん」
「そっか」
と笑いながら答えた。
「ものすごく眠い、今も」
「昨日何時に寝た?」
「夜十時ぐらいかな」
「それは、寝過ぎて眠いんだと思う」
と言って、教室を出た。
外に出ると、ちょうど珍しく雪が降っていた。
「きれいだね」
「うん、きれいだね」
この時期が一番冷えると僕は思う。
二月中旬。もうすぐ春休みが始まる。寒いので、ため息も白くなってしまう。
最近どうも、何もかもうまくいかない。救急車で運ばれてからであろうか。朝はなかなか起きることができなくなったし、正直今も眠たい。無理やり布団から起こしたからだで、学校に向かっている。しかし、最近ちょっといいことがあった。今まで、何も入っていなかった部活だがフォークソングというところに入って、ギターを弾き始めた。この一年弱、何もしていなかったので自分にとっては大きな一歩だと思う。
そうこう言っているうちに学校についた。
「おはよー、真。むっちゃ眠そう」
「おはよう。うん、ものすごく眠い」
そういって席に着いた。始業開始五分前で、教室にはクラスメイトの大半がいたのでかなりにぎわっていた。チャイムが鳴った。なっても先生が来るまではこんな感じ。二、三分経つと教室のドアが開き。
「はい、席に座って」
と声をかけられ、ようやく座る。出席と今日の諸連絡を言ったら、とりあえず解散。
「今日は、一日が長い気がする」
と僕が言うと
「それわかる。大体水曜日って長いよね」
と、前にいた清水君が答えてくれた
「本当に、もう今すぐにでもベッドにだいぶしたいもん」
「ははは、そうなんだ。」
一時間目から六時間目まであったが、そのうち途中あった生物の実験以外は寝ていたので、記憶にない。
「真、寝過ぎ。」
「知ってたの?」
「うん、私何でも知ってるもん」
「そっか」
と笑いながら答えた。
「ものすごく眠い、今も」
「昨日何時に寝た?」
「夜十時ぐらいかな」
「それは、寝過ぎて眠いんだと思う」
と言って、教室を出た。
外に出ると、ちょうど珍しく雪が降っていた。
「きれいだね」
「うん、きれいだね」
「真?真!」
こういう時どうしたらいいのだろう。
「どうしたの?しんどいの?」
「うん、手足がしびれて」
いや、うん。明らかに様子がおかしい。息が荒くなって、痙攣もしている。とりあえず、怖くなってお母さんに電話。
「もしもし、お母さん。真が」
「落ち着いて、どうしたの?」
「急に呼吸が荒くなって、倒れた」
「えっ?!、とりあえず119番通報して救急車呼びなさい。それで、搬送先の病院わかったら電話するのよ」
「うん、わかった」
いわれるがままに、ダイヤルを119番にして電話した。
「こちら消防センターです。救急ですか。消防ですか」
「救急です。場所は。。。。」
そうやって待つこと10分、救急車が到着。
「たぶん、過呼吸だと思うので大丈夫ですよ。すいませんが病院まで一緒に来ていただけますか。」
「はい。」
そういわれて、私は一緒に救急車に乗り込んだ。
救急車のサイレンをこんなに近くで聞くなんて、人生で数回しかないだろう。
「真大丈夫?」
何も答えずに、苦しそうだ。
とりあえず、病院に到着すると動脈採血をして様子を見ましょうとのことだった。しばらく待合室で待っていると、携帯が鳴った。お母さんからだ。
「もしもし」
「今どこ?病院についた?」
すっかり忘れていた。
「うん、着いたよ。日高病院。今、採血して様子見てるって。けど、過呼吸の可能性が高いからすぐに帰れるらしいよ」
「そうかい、一応そっち行こうか?」
「うーん、そんなに遠いところじゃないし、もしも何かあった時にまた連絡するから」
「わかった。気を付けてね」
「はい」
そうやって電話を切ったとき、タイミングを見計らったように看護師の女性が来た。
「田中さん?菅さんが落ち着いたので、入って大丈夫ですよ。しばらく安静にして、容体がよくなれば今日中に帰れますから」
「あっ、はい」
そう言って、この病院独特のにおいがする病室に入った。
「彩果、ごめんな。せっかくのクリスマスなのに」
「いいよ。今は、ゆっくり休んで」
「ありがとう」
しばらく、二人の間で沈黙が続いた。その沈黙を切るように、真が話し始めた。
「俺、クリスマスを人と過ごすなんて初めてで、しかもケーキまで作ってくれるなんて。ものすごく幸せだった。そしたら、過去のお母さんやお父さんと過ごした時間が目に浮かんでね。そしたら急にしんどくなってしまったんだ。」
「そうなんだ。ごめんね」
「なんで彩果が謝るんだよ。」
「だって、きっかけ作ったの私じゃん」
「そんなことないよ。うれしかった。本当にうれしかった。まだ、16時だし帰ったら一緒に食べよう」
そんな話をしているさなか、病室のドアがノックされた。
「失礼します、どうですか具合は」
看護師の人だった。
「もう、大丈夫です」
「そうですか、血液にも異常はなかったので、今日はこれで帰宅していただいて構いません。」
「ありがとうございます」
「そう言って、受付のある一階へと降りた」
受付の事務の人が
「菅さん」
と呼んだと同時に、真は立って血液検査の結果と、今回した処置内容が書いた紙をもらった。
「真、お金はかからないんだ」
「うん、両親がいないから市からの補助が出るんだ」
「ふーん、そうなんだ」
「よし、じゃあ帰ってケーキ食べよう」
「うん!」
そう言って、寒い道を二人でまた歩いた。
こういう時どうしたらいいのだろう。
「どうしたの?しんどいの?」
「うん、手足がしびれて」
いや、うん。明らかに様子がおかしい。息が荒くなって、痙攣もしている。とりあえず、怖くなってお母さんに電話。
「もしもし、お母さん。真が」
「落ち着いて、どうしたの?」
「急に呼吸が荒くなって、倒れた」
「えっ?!、とりあえず119番通報して救急車呼びなさい。それで、搬送先の病院わかったら電話するのよ」
「うん、わかった」
いわれるがままに、ダイヤルを119番にして電話した。
「こちら消防センターです。救急ですか。消防ですか」
「救急です。場所は。。。。」
そうやって待つこと10分、救急車が到着。
「たぶん、過呼吸だと思うので大丈夫ですよ。すいませんが病院まで一緒に来ていただけますか。」
「はい。」
そういわれて、私は一緒に救急車に乗り込んだ。
救急車のサイレンをこんなに近くで聞くなんて、人生で数回しかないだろう。
「真大丈夫?」
何も答えずに、苦しそうだ。
とりあえず、病院に到着すると動脈採血をして様子を見ましょうとのことだった。しばらく待合室で待っていると、携帯が鳴った。お母さんからだ。
「もしもし」
「今どこ?病院についた?」
すっかり忘れていた。
「うん、着いたよ。日高病院。今、採血して様子見てるって。けど、過呼吸の可能性が高いからすぐに帰れるらしいよ」
「そうかい、一応そっち行こうか?」
「うーん、そんなに遠いところじゃないし、もしも何かあった時にまた連絡するから」
「わかった。気を付けてね」
「はい」
そうやって電話を切ったとき、タイミングを見計らったように看護師の女性が来た。
「田中さん?菅さんが落ち着いたので、入って大丈夫ですよ。しばらく安静にして、容体がよくなれば今日中に帰れますから」
「あっ、はい」
そう言って、この病院独特のにおいがする病室に入った。
「彩果、ごめんな。せっかくのクリスマスなのに」
「いいよ。今は、ゆっくり休んで」
「ありがとう」
しばらく、二人の間で沈黙が続いた。その沈黙を切るように、真が話し始めた。
「俺、クリスマスを人と過ごすなんて初めてで、しかもケーキまで作ってくれるなんて。ものすごく幸せだった。そしたら、過去のお母さんやお父さんと過ごした時間が目に浮かんでね。そしたら急にしんどくなってしまったんだ。」
「そうなんだ。ごめんね」
「なんで彩果が謝るんだよ。」
「だって、きっかけ作ったの私じゃん」
「そんなことないよ。うれしかった。本当にうれしかった。まだ、16時だし帰ったら一緒に食べよう」
そんな話をしているさなか、病室のドアがノックされた。
「失礼します、どうですか具合は」
看護師の人だった。
「もう、大丈夫です」
「そうですか、血液にも異常はなかったので、今日はこれで帰宅していただいて構いません。」
「ありがとうございます」
「そう言って、受付のある一階へと降りた」
受付の事務の人が
「菅さん」
と呼んだと同時に、真は立って血液検査の結果と、今回した処置内容が書いた紙をもらった。
「真、お金はかからないんだ」
「うん、両親がいないから市からの補助が出るんだ」
「ふーん、そうなんだ」
「よし、じゃあ帰ってケーキ食べよう」
「うん!」
そう言って、寒い道を二人でまた歩いた。
今日はクリスマス。僕にとっては、初めて付き合っている彼女がいる、特別な日だ。
「真ー。おはよう」
「おはよう」
ただ、学校は今日までしっかりある。と言っても終業式とホームルームしかないので、それほど重たい日ではない。午前中で授業は終わる。
「昨日ケーキ作ったから、今日授業が終わったら持って行くね」
「本当に?うん、ありがとう」
といっているうちにチャイムが鳴った。
気が重い成績表を返されて、ホームルームでは冬休みの注意を喋られただけだったので、朝10時半ぐらいに全部終わった。
「メリークリスマス!お二人さんの予定は?」
また、例の中野さんに茶化された。彩果が
「これから、私が作ったケーキ届けに行くんだー」
「うわー、相変わらず熱いねー」
「でしょー、じゃあまた休み明け」
「うん、じゃあまた」
もう手慣れたもので、こういう茶化しを回避できる術を身につけていた。
「じゃあ、行くか」
そう言って、彩果と教室を出た。
冬の帰り道は何というんだろう、とても寒いというより痛い。
「どうしたの?」
「いや、いくらなんでも今日、寒すぎじゃね?」
「うん、寒いよね。雪でも降りそう」
一旦帰り道を分かれて、僕は家についた。
「ただいま」
とても静かな部屋。そう、僕は一人暮らしなのだ。
母と父は、2年前に他界した。今は、アルバイトのお金と祖父母の仕送りで暮らしている。
このことは、彩果にも話している。1Kの築五十年の古びたアパートだ。
一人暮らしにはもう慣れたが、時々葬式のことを思い出したり、両親が亡くなった時のことを思い出してしまうので、僕にとって彩果の存在はとても大きく支えになっている。
とりあえず、部屋を片付けなきゃと思い散乱した本や服を所定の場所に置く。ヒーターをつけて、小二時間がたったときドアのチャイムが鳴った。
「いらっしゃい」
「メリークリスマス!」
「メリークリスマス」
お互い、少しはにかみながら言葉を交わした。
「どうぞ、上がって」
「お邪魔しまーす」
「結構広いんだねー」
「まあ、キッチンがある分少し広く見えるだけだよ」
僕の部屋は、7畳ぐらいあるので一般的な高校生の勉強部屋よりは少し大きいかもしれない。けど、必要な家具とかいろいろ置いていると、かなり窮屈だ。
「じゃーん、クリスマスケーキ」
「ありがとう!ものすごく久しぶり」
いや、本当に久しぶりだと思う。この2年間はクリスマスケーキと縁もなかったし、ケーキすら食べていなかった。
「じゃあ、食べようか。どうしたの真?」
なんか、声が遠い。胸が苦しくなって、手足がしびれる…
目の前が真っ暗になった。
「真ー。おはよう」
「おはよう」
ただ、学校は今日までしっかりある。と言っても終業式とホームルームしかないので、それほど重たい日ではない。午前中で授業は終わる。
「昨日ケーキ作ったから、今日授業が終わったら持って行くね」
「本当に?うん、ありがとう」
といっているうちにチャイムが鳴った。
気が重い成績表を返されて、ホームルームでは冬休みの注意を喋られただけだったので、朝10時半ぐらいに全部終わった。
「メリークリスマス!お二人さんの予定は?」
また、例の中野さんに茶化された。彩果が
「これから、私が作ったケーキ届けに行くんだー」
「うわー、相変わらず熱いねー」
「でしょー、じゃあまた休み明け」
「うん、じゃあまた」
もう手慣れたもので、こういう茶化しを回避できる術を身につけていた。
「じゃあ、行くか」
そう言って、彩果と教室を出た。
冬の帰り道は何というんだろう、とても寒いというより痛い。
「どうしたの?」
「いや、いくらなんでも今日、寒すぎじゃね?」
「うん、寒いよね。雪でも降りそう」
一旦帰り道を分かれて、僕は家についた。
「ただいま」
とても静かな部屋。そう、僕は一人暮らしなのだ。
母と父は、2年前に他界した。今は、アルバイトのお金と祖父母の仕送りで暮らしている。
このことは、彩果にも話している。1Kの築五十年の古びたアパートだ。
一人暮らしにはもう慣れたが、時々葬式のことを思い出したり、両親が亡くなった時のことを思い出してしまうので、僕にとって彩果の存在はとても大きく支えになっている。
とりあえず、部屋を片付けなきゃと思い散乱した本や服を所定の場所に置く。ヒーターをつけて、小二時間がたったときドアのチャイムが鳴った。
「いらっしゃい」
「メリークリスマス!」
「メリークリスマス」
お互い、少しはにかみながら言葉を交わした。
「どうぞ、上がって」
「お邪魔しまーす」
「結構広いんだねー」
「まあ、キッチンがある分少し広く見えるだけだよ」
僕の部屋は、7畳ぐらいあるので一般的な高校生の勉強部屋よりは少し大きいかもしれない。けど、必要な家具とかいろいろ置いていると、かなり窮屈だ。
「じゃーん、クリスマスケーキ」
「ありがとう!ものすごく久しぶり」
いや、本当に久しぶりだと思う。この2年間はクリスマスケーキと縁もなかったし、ケーキすら食べていなかった。
「じゃあ、食べようか。どうしたの真?」
なんか、声が遠い。胸が苦しくなって、手足がしびれる…
目の前が真っ暗になった。
「ゴホッ…ゲホッ…」
やってしまった。
小麦粉をこぼしてしまった、床に…
「あーあー…どうしよう」
と一人でつぶやいたら、犬のタロウがよってきてペロペロ小麦粉をなめ出した。美味しくないのか、一口舐めるとそそくさとどっかに行ってしまった。とりあえず、階段下の納戸にある掃除機を取ってきて、小麦粉を吸い込む。これだけの小麦粉を吸い込む掃除機を見てると、少し面白い。
今日は12月23日、クリスマスイブ前日だ。私は初めて彼氏にケーキを作っていた。ケーキは毎年作っているが、人にあげるとなると気合の入り方はいつもより格段に増す。こぼした小麦粉は、タロウが舐めたところ以外は綺麗になった。この部分はどうしても雑巾で拭かないといけないらしい。そう思ったがめんどくさいので、リビングの机の上にあるティッシュを濡らして拭き取り、ゴミ箱にポイした。
さっきこぼした分の小麦粉をまた、量り直してケーキ作りを再開する。
やってしまった。
小麦粉をこぼしてしまった、床に…
「あーあー…どうしよう」
と一人でつぶやいたら、犬のタロウがよってきてペロペロ小麦粉をなめ出した。美味しくないのか、一口舐めるとそそくさとどっかに行ってしまった。とりあえず、階段下の納戸にある掃除機を取ってきて、小麦粉を吸い込む。これだけの小麦粉を吸い込む掃除機を見てると、少し面白い。
今日は12月23日、クリスマスイブ前日だ。私は初めて彼氏にケーキを作っていた。ケーキは毎年作っているが、人にあげるとなると気合の入り方はいつもより格段に増す。こぼした小麦粉は、タロウが舐めたところ以外は綺麗になった。この部分はどうしても雑巾で拭かないといけないらしい。そう思ったがめんどくさいので、リビングの机の上にあるティッシュを濡らして拭き取り、ゴミ箱にポイした。
さっきこぼした分の小麦粉をまた、量り直してケーキ作りを再開する。
