余命数日という方への施術の話を書いてみます。







末期ガンで、余命数ヶ月という状態の方で


既に告知されてから数年経過している方への往診を依頼されました。



(ご家族の許可をとって、ブログに書かせていただいております。)





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余命数ヶ月だったのが・・・すでに自力で数年間生きながらえていた87歳の男性。



数日前まで、ご自身で車の運転をしていて、食事の支度もしていらした方。





でも、ある日突然、「もういいや。」と思ったのだそうです。







「もう頑張りたくない。」と。





「もうこれ以上頑張って生きるのは、止めたい。」と。







そんな話をしていたかと思うと


みるみるうちに寝たきりの状態になり、


余命数時間というタイミングで私が呼ばれました。








ご家族の希望は、寝たきりになって、痛みを訴えるようになったから


その痛みを何とかして欲しいとのこと。








病院へ行ってみますと・・・


ご自分で寝返りを打つこともできないくらいに


衰弱していて、むくみも出てきていました。







私はいつものとおり、順番にマッサージをしていきます。



首元に差し掛かったときに、もぞもぞと動き始め





どうするのかな?


・・・と見守っていたら、私のほうに背中を向けようと頑張っているのです。






なので、仰向けから横向きになるのを手助けしながら、


背中のマッサージを始めると






「このエネルギーを待っていたんだよ!」・・・という言葉が


私の頭の中で、こだまします。




幻聴なのか、なんなのか、知りません





でも、その背中が物語っているのです。





「もっと触れて欲しい。」って


「もっとさすってほしい。」って。






なので、気が済むまで背中をさすりながら


クライアントと大周天を一緒にする時に使うツボ、


“大周天がしやすくなるツボ” 2箇所に手を当てて





私が大周天を始めていくと、もうビリビリと気が流れつつも


クライアントが深い瞑想状態に入っていくのが解りました。







そうやって、背中での大周天や、


その他の部位で、邪気を流したりと色々と施術し


痛みは消え、ゆったりとした顔つきになりました。







これは、私の仮説ですが、


人は、生から死へ移動する時には



ものすごいエネルギーが必要なのではないでしょうか?






普通のクライアントの時とは比べ物にならないくらいの


凄い量のエネルギー感を感じるのです。

(・・・あ、ガンの方の治療のときも、ものすごい量でした。)






ある意味、『生』という現状から


現状の思いっきり外側の『死』というコンフォートゾーンへの


これまで経験したことの無い、大移動なのだから。








このクライアントへ大周天をしているときもそうでしたが


余命数日の方へ施術をしている時の感覚というのは


とてつもないエネルギーが流れていく感覚なのです。






あくまでも、私の共感覚で感じ取っているお話ですよ?






エネルギーが物理的に実在していて、


それがどうとかいう話をしているのではありません。






私の共感覚で感じ取っているクライアントの感覚のことです。







生から死へ行くときに、


多くの場合、


「自分の人生これでよかった」と思えるかどうか


大きく関わっているように感じます。







なんていうか・・・





私が往診治療に通っていると、


「自分の人生は精一杯生きたよ。これでよかったんだよね。」




そんなお話をするようになると、


数日後に亡くなることが続いたのです。





それまで苦しんでいた状態だったのが、


痛みも和らぎ、眠るように亡くなっていくことも。





以前書いた記事、


http://s.ameblo.jp/akira-0324/entry-10801938055.html?frm=theme


この時の流れも、そういうことだったと思うのです。





そんな方々を数十人観させていただいて、思ったのです。






人生の最後に、生から死へと移動するには


大きなエネルギーの流れがあると、楽なのだと。






なので、私は寝たきりの方々へエネルギーを流しに行きます。




余命数日の方へ、エネルギーを流しに行きます。








そのエネルギーが、自己肯定することに繋がり、


痛み苦しむことなく、コンフォートゾーンを移動する力になるのなら。






そんな施術をするようになったのは、


「苫米地式ヒーリング」をするようになってからです。








これは、日々の治療の中で観てきたことで、


私が考えた仮説ですので、そのように受け取ってください。







死を目前にした方へ、エネルギーを十分に流せるのは


私が、秘伝功といわれる「大周天」ができるからです。









苫米地式のヒーラー養成コースでは、その「大周天」を


しっかりと、体感で学び取って頂きたいと考えております。







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