生まれる時って、
あらゆる関節が柔らかい

子宮から産道を通って
外界に出る時に

関節が硬くてバリバリだと
身体のあちらこちらを
傷つけてしまう。



出産後、二ヶ月位で
首周りから硬さを得ていく。

【首が据わる】という状態。




そして、自分で寝返りを始める
仰向けからうつ伏せにと…



くるっ、パタンとすぐには出来ず



うーん!


うーん!


よいしょ!


…という感じで初めて出来る。





でも、顔は上げられないから
寝転がっている所が
ふわふわのお布団だと危険。



だから、
硬めのお布団やマットの上に寝かして

起きている時は必ず見守っている。






寝返りが楽に出来るようになると
うつ伏せになっている時間を好む。


両腕で上半身を支える格好で、
周りの景色をよく見ている。





仰向けの時と、
うつ伏せで顔を上げている時と

全く違う世界が見えるのだろうなぁ。






うつ伏せでしっかりと頭を
上げていることが出来てきて、

両手両足も動かし始める。




次第に、腕の力がメインでの
【ずり這い】が始まる。



まだ足の筋力はあまり使えず
腕からお腹、太ももの前面の筋力で
前に進む感じ。





そのうち足の筋力もついてくると、
しっかりと【這い這い】をし始める。





こうなると、かなりの自由度!






あっちこっちに動き回り

様々なものを持って舐めたり

拾って口に入れたりしてるから

危険なものは全て撤去して
絶対に手が届かない所へ。





そして…テーブルなどにつかまって
【つかまり立ち】も始まる。




もうテーブルの上には何も置かない。

手のとどく範囲に危険なもの
絶対に置かない。

触ってもいいものだけを置き

食事や飲み物も、
自分で食べたり飲んだり出来るように

蓋があって、倒してもこぼれない
ストロー付きのマグカップや

持ちやすいスプーンやフォーク。


食べやすいサイズに切り分けたり
飲み込みやすい硬さに調整など…

様々なモノを工夫して
色々なモノを揃えていく。






つかまって歩くことも始まる。

自由度が更に上がるので、
目が離せない。






つかまって歩くことに慣れてくると…





ある日、つかまっている手を放し

両手を広げて喜んでいる!!!!!






この瞬間は、

観ている方も、

出来た方も、

凄くテンションが上がる!!!





立ったけれど、

すぐに歩けることはない。





立ったり、転んだりを繰り返し

でも、歩こうとする一歩を
踏み出そうと、日々、やってる。





全身の体重を両足で支えられると
最初の一歩が踏み出せる。


そして
体重移動の感じがつかめてくると
一歩、二歩…と歩けるようになる。





這い這いを沢山して、
足の筋力や腕の筋力を
とことん鍛えていると、

歩き始めた時の安定感がある。





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さて、これ…

赤ちゃんが
立って歩くまでの過程ですが、

これはどの分野でも同じように
成長していくと思います。





生まれたてなのに、

スイスイ歩くことを期待してたり




まだ手足の筋力も付いておらず
全身を支える筋肉もなく、

全身のバランスをとることも
出来ていない段階では

また独り立ちは出来ませんね。




誰かに支えてもらって歩いても
それは、自分の筋力じゃないし

まだ自分でバランスをとっていない。






何かに掴まって立っているだけで
その掴まっているモノに
『歩かせて!』と依存してたら
なかなか自分の足では歩けない。


その掴まっているものが
【歩行器】で歩けたとしても
自由度は??






でも、大丈夫!





みんな独りで

歩くことに挑戦し

達成しているのだから。






成功も失敗も
見守ってくれた人はいたし、

危ない時には手を貸してくれたもん。





お腹が空いたら満たしてくれたし

排泄したら、綺麗にしてくれた。





当たり前にやってもらっていたことって…


実はかなり沢山あるのですね~(o^^o)





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