『こんな事が出来るようになりたい！』
…と思い、
それになれるようにと
取り組んでいくと…
自然と必要な経験をしていくもの。
すると、
いつの間にか
『出来ちゃう自分』が
現れていくみたい。
まだ学生の頃に
とあるところで
ボランティア活動をしていた。
そこで学ぶことが面白くて
達成感を感じられることが嬉しくて
日々、ボランティア活動に
取り組んでいた。
下っ端の仕事なのだけど、
その活動自体が楽しかったので
いつもそこで何かしていた気がする。
そんなある時、
とあるイベントの責任のある立場を
任せてみたいと言ってくれる人が！
私なんかには出来ないと
思いながらも
ちょっと
頑張ってやってみたい気もする。
これまでの経験の中で
学んだことを活かし
その責任のある立場を
やっていく過程で
また新しい学びがあるだろうし。
声を掛けてくれた人に質問した。
『何故、私に声を掛けて
下さったのですか？』
その方は言いました。
『あなたが現れてきたからよ。』
『あなたなら、
これを出来るというのが
見えたの。』
私
『え？何が見えるのですか？』
『今まで頑張ってきたあなたが、
もっと挑戦していきたいのだと
もっと先に進みたいのだと
そんな風に現れてきたのが見えたの。』
私
『現れてきた？…って？？』
『あなたが現れて来たのが見えて、
任せても大丈夫だということが
見えたの。』
正直言って、
その時はサッパリわからなかった。
でも、
私が責任のある立場に立ち、
アレコレとマネージするようになり
それまでとは違う視点から
そこのボランティアの人達を
観てみると…
確かに、観えるものがあった。
それは、
そこにどんな気持ちでいるのか…
何が欲しくて来ているのか…
次に何に挑戦したいのか…
あくまでも、
私から観える見え方なのだけど
下っ端の仕事をしている時には
全く見えなかったことに
気がつくようになった。
【現れてくる】というのは、
本当にそうだった。
人は、やりたいこと、
目指していることがあると
人からは努力と見えるような事を
楽しそうにこなしていく。
その姿は、
もう、そのやりたいことを
やっているのと変わらない雰囲気。
嫌々やっていたら、
それも観える。
人の上に立ちたいだけで
何かをやっている人も観える。
自分を優位に見せたいだけで
実力が伴っていない段階も観える。
このようなタイプの人には、
任せられないことも知った。
だって、
任せられないということしか
見えないのだから…
【現れてくる】というのは、
自身の成長のために取り組んでいる人。
そういう場合に、
ハッキリと現れてくる。
もう二十年以上も前に言われた
【現れてくる】という言葉。
なぜか、さっき思い出した。
なんでだろうか？？(>_<)？
まぁ、いっか！