先日、仲間と一緒に
バンジージャンプをやってみました。

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数年前から、
いつかやってみたいと思いつつ
誰かを誘ってみても
なかなか実現しなかった。



今回は、
ふと気付いたら
その話題になっていて

なんの躊躇もなく
『私も!』と参加表明。




バンジージャンプの現場に来るまで、
あまり深く考えていなかったのですが


いざ、申込書を書いたり
機材を装着したりしていたら
なんとなくドキドキしてくる。




うーん。

私は飛べるんだろうか??



先に飛んだ仲間は、
凄く楽しそう。



そうか、楽しくて気持ちいいのか。

じゃあ、怖くないか。



などと思い、
飛ぶ所までの階段を登る。


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この階段が、
下が透けて見えるんだけど、
何故か見えてても怖くなくて
それは何でなのだろう?
……と思っていた。


よくよく考えれば、
それ以上の高さの所から
飛び降りると覚悟しているのだから

その途中経過の怖さなんて、
大したことではないのですね。




飛び降りる位置に立つまでは
高さを感じて怖くならなかったこと
新しい発見でした。


(これは、ゴールを目指している時と同じ感覚だろう。)




そして、
飛び降りる所で金具などを付ける。



ゲートを抜け、ギリギリで立つ。



『つま先を出して下さい』とか

『下を見ると怖くなりますから
真っ直ぐ向いていて下さいね』とか

『用意が出来たら、
頭の後ろで手を組んで下さいね』



この用意は、心の準備。

飛ぶと決めるには、
下丹田に気の玉を作ることが必須。




『はい、ではカウントします~』



『3…2…1…バンジー!!』



……で、ジャンプする。


私は何か勘違いしていて、
『…1』で飛んでいた。


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飛び降りた瞬間、

眼を閉じてしまった。(>_<)





あの浮遊感。

あの何も頼れない感覚。

あの自由な感じ。

あの拘束されていない感覚。

あの何かが満たされた感じ。



色々な体感を一瞬で味わう。




『なんだ。思ったより怖くないじゃん』

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その後、
フリーフォールやら、
ジェットコースターやら、
スペースシャトルやら…

様々な乗り物に乗っていく。



どんなに回ろうが、
天地が逆になろうが、
どんなスピードで走ろうが、
バンジージャンプに比べたら
なんでも無い。

しっかり目を開けて風景も観れる。

あんなにジェットコースターが怖くて
嫌いだったのに。不思議。




でも、【バンディット】に乗った時
どんどん気持ち悪くなる。

胃を押さえつけられたように。



休憩してから、
最後にもう一回バンジージャンプ。


二回目は、
しっかりと目を開けて飛び込む。

落ちて行く間中、
しっかりと下を見ながら……



やはり、
飛び込む前の緊張感と恐さは
あるのだけれど、

覚悟を決める時のポイントは
もう解っているので
淡々とやっていたなぁ。


二回目は、
一回目程の感動もない。



帰り…

東京に戻ってから焼き鳥屋さんへ。

お店に入って座り、
これからビールが飲めると思った途端、

ドドーッとホッとした感覚があふれる。

初めて入ったお店だけど、
全く関係なく、コンフォートゾーン。


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やり終えたという安堵感で
自宅まで帰る。




次の日。

かなりブルーでネガティブな空気感。

この感覚、知ってる。

ある種の絶望感だ。

何度も味わっているから解る。

どうやって抜け出すんだっけ?




うーん(~_~;)。。。

仕事をしながら自分を調整。

着物を着て、
語りの練習をしてみたり。



色々とやったけど、
なかなかブルーな感じは抜けない。



そうだ。
きっと、バンジージャンプを
した時に絶望したんだから、
あの時の動画を見てみよう。



……あれ?

終始ニコニコだ。


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嬉しそう。

楽しそう。



内側からこみ上げてくる喜びを
抑えることもなく、
ニヤニヤしながら階段を上がり、
飛び込む時にだって笑ってる。




あれれ??(>_<)??


なんで怖がってないの???




それで解った。

私が絶望感を味わったのは、
ジェットコースターの
【バンディット】だ。



あの……
拘束されて、
不自由な状態で
グルグルにされて……


まるで、奴隷の人生だ。



もう
あの縛り付けられるのは嫌なんだ。



バンジージャンプは、自由!

ジェットコースターは、拘束!



この違いは、
かなり大きいことが解った(o^^o)


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