私が要介護者への往診を始めたとき、

要介護者への実際と対応を学ぶ為に、

介護ヘルパー(訪問介護員2級資格取得)勉強をした。



愉しい “ダイナミック瞑想” の日々♪


なぜ学ぼうかと思ったのかというと、

もっと要介護者のことを知りたいと思ったからです。


そして、治療家の視点だけでは見えないものを

見えるようになるために勉強をしました。



平成15年の秋から通い、平成16年の春には

修了試験に合格して修了証をいただいた。



この半年間の学びは、

私のその後の人生の歩み方を変えました。



介護を要する人にとって、

どのようなことが困ることなのか、


どのように接することが重要なのか、

大切なことをひとつずつ学びました。



そして、白内障の擬似体験や、

体や足に重りを付けて

自由に動きにくい身体の擬似体験


車椅子に座ってみて、その視点を体感したり

操作方法を学んで、実際に押してみたり。


色々な角度から、要介護者のことを学びました。




当時、一緒に学んだ仲間とは、


「今後、親の介護もそうだけれど、

 自分が介護してもらう側になることを考えると

 今学んでいる内容は、多くの人にしてもらいたい内容だよね。」


「介護が必要になってからでは

 わからないことが凄く多いし

 元気な世代が、介護のことを学んだら

 きっともっと住みよい世界を作れるんじゃないかな」


「本当だったら、小・中学校の授業に取り入れて欲しいよね」



そんな風に話していました。




それほどに……


介護が必要になる段階のヒトについて、

私達は学ぶまで知らないことだらけだったのです。



本当のことを学び、知り、

今後の高齢化社会で自分達はどう生きるか

そんな未来について語ったことを思い出しました。





「昨日まであんなに元気だったのに

 ある日突然亡くなったのだってね^^」


……という最後を迎えることを

ピンピンコロリ(PPK)と言うのだそうですね。



その最後は、皆が望む理想ですが、

病にかかっていたり、煩わしい症状を抱えている場合、

どうしても介護が必要な状態になってしまうものなのです。



そういう時に、要介護者への接し方や

どのような対応が必要なのかを

知っている人達ばかりだったらいいのにな

……と思っています。




皆、いつかは死を迎えます。



これは、必ず誰にでも訪れるものです。




それを迎える前の段階で、

どのような心で日々を過ごすのか?


どのような身体でいられるのか?

どのような人達に囲まれているのか?




祖父母のとき、どうする?



両親のときは?



それ以外の身内のとき?



・・・・・・そして、自分のとき。




ヘルパー2級の資格を取るために学んだ日々は、

別のこともいっぱい学びました。^^



学ぶことが増える度に、

人生は深まっていく気がします^^