苫米地ワークスの場や、その他のセミナーで出会った方々に聞かれる質問で多いものが、


「苫米地博士の本の中で、

 どれが一番お勧めですか?」ということ。



まず、一番に読んでいただきたいのは、最新の本。



そして、次にお勧めしているのは、


私の一番のお気に入りの・・・【洗脳護身術】です。





この本は、気功の練習方法もたくさん載っている。


書いてある内容を毎日やり続けたら、

必ずすごい結果を出すでしょう。




そして、この本以降の博士の著書に書いてある内容の

全エッセンスが「洗脳護身術」に入っている。






■目次■


序章


第一章 洗脳護身術を学ぶために

洗脳を知る上で必要な三つの概念

内部表現とホメオスタシス

三つの概念と洗脳の関係

洗脳は精神世界の格闘技

霊と洗脳護身術の共通点

洗脳護身術の土俵

変性意識の生成

精神の基礎体力を鍛える

瞑想の実践法 その一「止観」

瞑想の実践法 その二「遮那」

洗脳される危険性

相手の心とシンクロするホメオスタシスの力

マインドエンジニアリングの科学

認知心理学と東洋医学

両手の人指し指がくっ付くー暗示を巧みに使う

相手にイメージさせる練習法ー舞台演劇

洗脳護身術としてのモチベーションを持つ


第二章 洗脳術ー呼吸を用いた変性意識の生成

変性意識と呼吸

相手に気付かれない呼吸ー基本呼吸法

変性意識を生成ー逆腹式呼吸

強烈な変性意識の生成

後天的共感覚の生成法

握手をするだけで相手を変性意識化する

なぜ相手の右手は空中で止まるのか?-カタレプシーの威力

目を合わせるだけでのマインドエンジニアリング

六本木ヒルズ瞑想法


第三章 洗脳術ーアンカーとトリガーの応用

アンカーとトリガー

自我を操作する

洗脳と催眠

アンカーとトリガーの埋め込み法

アンカーとトリガーを用いた高速変性意識化

さめない催眠のサイクルの生成

洗脳された記憶を消す

日常的なアンカーとトリガー -占いにはまるケース

洗脳におけるラポールの存在

洗脳と脳内情報処理


第四章 気功を用いた洗脳術

気は存在する

養生功と秘伝功

気功による変性意識の生成法

外気治療のメカニズム

気功を応用した洗脳護身術の力

気功で相手を吹き飛ばす原則ー洗脳カメハメ波



第五章 洗脳の定義、カルト、そして宗教

旧中国共産党とCIAの洗脳

洗脳の定義

セールスや恋愛は洗脳か?

カルトの洗脳ーオウム、貴乃花、X JAPAN Toshi

カルトと宗教

宗教における「あの世の論理」

あるプロテスタント牧師について

Kill と Murder の違い

宗教の論理

危険な洗脳

洗脳を究めることが宗教を究める


第六章 洗脳されないために

脱洗脳法の難しさ

脱洗脳の危険性

恐怖に打ち克つ

快楽を克服する

洗脳世紀を迎えるに当たって


補完

洗脳護身術奥義1 防衛技術

洗脳護身術奥義2 解放技術

洗脳護身術奥義3 反撃技術


あとがきにかえて・・・





本文の中から・・・「洗脳世紀を迎えるに当たって」を抜粋します。


さて、いかがだっただろうか。

本書で解説してきた洗脳護身術を体得すれば、

催眠商法や洗脳セールス、そしてカルトにだまされなくなるのは確実だ。


加えて、異性からもてたり、ビジネスに役立てることもできる。

しかし、私の目から見れば、それらはあまりにも消極的なモチベーションだ。


本当に洗脳護身術を使いこなしたいと考えているのであれば、

それしきのことでは物足りない。


洗脳護身術を学ぶことの最大の価値は、

「自らを灯火とし、自らを拠り所とする」人生を送れるようになることだ。



そして究極的には「法=真理を灯火とし、法を拠り所とする」人生さえ空であり

法も自我も空だと悟れるところまでいけることだ。


あらゆる束縛、恐怖、苦しみから完全に独立する。

完全に自立した心で、どのような洗脳にも打ち克ち、

どのような圧力、権力にも屈さない「精神の基礎体力」を身に付ける。

これこそが洗脳護身術の最大の魅力であり、本当の「脱洗脳」といえるかもしれない。


我々には知らない間に、いくつものアンカーとトリガーが埋め込まれている。

もの、金、性欲といった数々の煩悩が我々の心の中に溜まり、積み上がっている……。

その煩悩への執着、すなわちアンカーとトリガーを、洗脳護身術で取り去っていただきたいのである。


あらゆる現実世界での出来事、事柄、記号、思考パターンとしてんpトリガーを、

煩悩としてのアンカーから切り離したり、別なアンカーに繋ぎ替えたりする。

そして、学校や家庭で教わったことも含めて、あらゆるこの世の価値を洗い直してみる。

人間の生得的な欲望である「この世の論理」など、人間の精神にこびりついた垢を洗い流す。

そうすることで、何者にもとらわれない、本当の自由、無垢な自分を手に入れていただきたい。


洗脳護身術は、本当の自己解放を成就させる、最大の悟りへの道にもなり得るのである。


私が皆さんが、本書を機に完全なる「自由」と「自分」うぃ手に入れて、

目前に迫っている「洗脳世紀」を迎え入れてくれれば、と願う次第である。



【洗脳護身術】 三才ブックス

2003年10月20日 第1刷発行