今朝、NHK【あさイチ】という番組で

認知症の母親を動画に撮って公開している

関口さんという方のブログのことが話題になっていた。
http://blog.jisin.jp/sekiguchi/


認知症になっていく母親を
映像という形にして客観的に撮り、
その会話のやり取りには、笑いがいっぱい。


認知症の母の言動が、
以前の良妻賢母ではなくなっていく様子、


厳格であり、決して冗談を言ったり、

おどけるような母親ではなかった。


そんな母親が、

「ぼけちゃったのよ~♪」と歌ったりして

おどける様子が出てきたり、


家中をガムテープで補強しちゃったり、

トイレの便座にトイレットペーパーを巻きつけてみたり



お腹の調子が悪いから、

おすしは食べちゃ駄目だと話しても

目の前でどんどん食べていっちゃうのを

娘さんは無理やりにとめたり

取り上げたりしないで、自由にやってもらいながら

その会話にも、笑いの要素を入れて公開している。


他にも、

色々な理解不能の行動を映しては、

決して怒ったりせずに、

受け止めていっている娘さん。


その困った言動に対して、


「どうしちゃったの?」とか
「母が壊れた!」と思うのではなく、

考えられないような言動をしていくのを

とことん付き合い、見つめ、

受け止めていき、笑うことで

和やかにしてしまう娘さんの姿、

素晴らしかったです。




ああ、自分の人生も、こんな風に、

どんな自分も認めて笑っちゃえばいいのかということ。




執着心や、嫉妬心、人をうらやむ気持ちなど、

ありとあらゆる嫌な感情と向き合っていますが、

そんな感情を起きてしまう自分を

責めていたかもしれません。



止観瞑想。。。



あるがままの自分を見つめることも、

止観といいます。



あるがままの認知症の母を、認める娘の視点は、

【映像の映す】という

リアルに客観的な視点が入ることで可能にしている。


認知症の母を観る視点で、

自分自身のことを観ていけたら

どんなに自分を客観的に観れるのだろう。


そんなヒントを、

この関口さんを紹介する番組で感じました。




そして…

相手が笑っているのをみることによって、
自分の気持ちも笑顔になるのですね。


コメンテーターの医師が、
この娘さんの母親の言動を映像に撮りながら
思わず笑っちゃっている感じが、
母親の精神状態にとっても、

いい感じになっていると話していました。



これは、苫米地ワークスでも学んだし

博士の著書にもよく書いてあるワークと同じですね。


「楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」を
自分が臨場感たっぷりに体感していくことの効果が、

よくわかる出来事だと思いました。



相手に、どんな情動を伝えたいのか。



自分がどんな感情を抱いていて、

何にこだわり、滞っているのかを知り、

それを一段上の視点に立ってる観ることは

とても重要なことであり、

心の引っかかりに足をとられている状態から脱して、

解き放たれるためには大切な見方だと思います。


その方法が、博士のワークにもあるし、

【止観瞑想】でもあります。