昨日の信楽高原鉄道の上下分離と同日、


静岡県にある岳南鉄道が、


鉄道事業を分離して、「岳南電車」という会社を発足させます。



岳南鉄道は、富士市吉原から分かれ、終点岳南江尾までの9.2キロを経営していますが、


主な収入源であった貨物営業が昨年終了して経営が悪化し、


鉄道部門以外の不動産、ゴルフ場経営でその赤字を埋める形になっていたそうです。


このたび、不採算の鉄道部門を切り離し、


黒字の確保と鉄道営業の独立性を担保しようとするものです。



この経営方法は、島根県の一畑電車に例がありますが、


鉄道部門がうまく軌道に乗らなければ、撤退のリスクも抱えることになります。



私が乗りに行ったのは、休日の昼間。


確かにガラガラだった憶えがあります。


平日は高校生や通勤客でそれなりの利用客はあるのでしょうが、


地元にとっても地域交通のシンボルたる鉄道の存続に対する、


新たな模索が始まることでしょう。



うーん、こうして書いていると、


今現在の様子を見に行きたくなってしまいます。


金と暇さえあれば…。