ひとつ前のブログで、伯父の葬儀に参列して思ったことを書きました。
その葬儀では、普段集まらない人とも会えたこと、
その人々と会って思ったことを少し・・・。
最近、興味深いと思うこと、、、それは・・・
私があれほど憎しみを持っていた父に、私が似ているところが多くあったこと。
私が母の言葉を聞いていて、私が母の言葉や行動にも似ているところが多くあったこと。
一般的に「当たり前」なのかもしれません。
でも、人間の、とくに幼少期には、やはり親が身近にいて、
親の言葉や行動を真似て、
育っていくことで、
人間社会の中で生きていけるようになっているんだなぁ、と私は改めて理解するのです。
故意に「なるほど、こういうときはこうするのか。」と
親の言葉や行動を理解して学ぶわけではないでしょう。
何度も見聞きしているうちに、真似るように学ぶ、習う、のかなぁと思います。
少し話が変わりますが、最近の人工知能(AI)技術も
さまざまな事例をデータにして、
何度もシステムに「学習」という操作を行うことで、
習得させることで、
今、問われた問いに対して、学習してきたことが出てくる。
とくに、
これら人工知能は、実際の脳の神経細胞を数理的に真似たモデルを、実際の脳細胞に近い数用意したところで「(人工的な)知能」的な返答ができるようになった、と聞きます。
ゆえに、
人間の脳のような、そういう知能的な「仕組み」がある程度できたら、人間のような受け答えができるようになった、ということです。
この大雑把な考えからしても、
やはり、
人間の幼い頃に両親からどんな言葉や行動を見せられたのか?が、
どのように育つのかが決まる、と言えるようです。
そして、それは私の考えでは、
「身の回りにあるから、それを取り込んでいる」というように、
幼少期は育ての親から学ぶのだろうなぁ、と思うのでした。
そして、今回、親戚が多く集まったのですが、
親子というのは本当に似ているんだと思いました。
・伯父、伯母と従姉妹
・母と私、妹
・叔父、叔母と従姉妹
・従兄弟夫婦とその子ども達
・伯父の兄弟とその孫
この5組をみて、本当に可笑しくなるほど似ていて、微笑んでしまいました。
それぞれの言葉遣い、雰囲気、立ち居振る舞い、言葉の受け答えが本当に似ているのです。
とくに、
従兄弟夫婦とその子ども達を見ていて、
子ども達が、現在大学生なのですが、とってもステキで大人な対応なのです。
私は私世代の従兄弟より大人な対応で、私たち世代は驚くやら言葉がもつれるやら。
従兄弟夫婦(とくに従兄弟の奥さん)の雰囲気が子供に良く反映されたんだと感じました。
ここまでで言いたいことは・・・
人間というのは、幼少期から大人になるまで、
親や周囲の人から(意識的というよりは)無意識的に
言葉や行動を学ぶモノなんだと思いました。
とくに「無意識的」ということに意識を向けたい。
人工知能がただ与えられたデータを元に学ぶように学ぶ、というような。
また、親もいろいろで、親自身もその親に育てられていますから、
ほんとうにさまざまに学んでいくんだと思いました。
ただ、
本来は人間が育っていく中で、社会的に付き合う人が増えていき、
両親から学んだことを修正、改善していくんだと思います。
反抗期をしっかりやれば、親の影響だけでなく、現在の社会に合った学びに更新されるのでしょう。
この反抗期的なモノや、幼少期の大きな痛みからの学びなどが
新たな学びに更新できないでいることもある、
私などはそういうモノ(トラウマなど)を抱えて生きてきたんだなぁ、と思うわけです。
生きづらい人にとって、上述のようなところで生きてきた、ということを俯瞰してみることができれば、なにか生きづらい原因に納得できて、トラウマや抑圧した感情が解放できていくように思います。
または、、、私のなんとなくの考えでは、
人類の「記憶」という能力も、生物進化の途上であり、
まだまだ「記憶」という能力を使いこなせないでいるのかもしれません。
ここ50年の科学技術の進歩が早すぎて、人間の人体や脳がついていけていないのかも?というのもありますが。
親子、親戚という魂のグループ、ソウルメイトですね。
これからも、ゆっくり互いに仲良く学んでいきましょう。