黒いスカイラインに追跡されていることに気づいた私。
途中、交差点を左折した後にバックミラーから消えたものの
いつの間にかすぐ後ろに追いついていた。
煽ることはしないけれど、一定の距離を保って
どこまでも追いかけてくる。
そして予想通り、目的のファミレスの駐車場までずっとついてきた。
なんなの??
駐車場はわりと広く、まわりを囲むようなコの字の駐車スペースと、
中央に数台ずつ縦に並んでとめるスペースがある。
私がド真ん中に車をとめると、スカイラインは私のすぐ後ろに
ピッタリつく感じでとめてきた。
感じ悪いなぁ・・
ここまでずーっと追いかけてきたのだから、私もしくは
グロリアに対して何か言いたいことがあるのだろう。
でも私には思い当たることは何もない。
誰かや、誰かの車に対して文句を言われるようなこともしてない。
私の知り合いに、このスカイラインに乗っている人もいない。
ホント、なんなのよ~!
私は車から降りず、バックミラーを見ていた。
助手席の友達も、振り返って見ている。
停車したと同時に両ドアが開き、スカイラインから二人の男性が降りて
急いだ様子でこちらに走ってくるのが見えた。
この二人の男性は、なんと・・・
警察官

そう、スカイラインは 覆面パトカー だったのだ!!
あぁ~そうか、わかった。
お酒を楽しむレストランから出てきたから
飲酒運転だと思ったのでしょう?
残念でした~!
私、1滴たりとも飲んでません!
「あれ、警察じゃん!!」
友達はなんだかワクワク楽しそうに言う。
でも私は不愉快だった。
警察に追われるようなことなど何ひとつしていないのに、
ずっと覆面に追いかけられていたなんて

駆け寄ってきた警察官は、ウインドウの向こうから
こちらを覗き込むように腰を曲げ
「こんばんは~!」と、ちょっと引くくらいの
明らかな作り笑顔で軽くお辞儀をしている。
「こんばんは。なんですか?」
私も作り笑顔で返す。
私の予想では「飲酒のチェックを・・・」だったのに
この警察官は意外なことを言ってきた!
それは・・・
《つづく》