
逆流性食道炎は放置しておくと吐血したり、食道がんになります。
そうなる前に治療が必要ですが自覚しなければ、病院にも行けません。
どういった症状が出れば、逆流性食道炎なのでしょうか?
まず胸焼けと吐き気です。
胃酸が食道から上がることで、炎症が起こり、胃がムカムカしたり、気持ち悪くなります。
次に、呑酸(どんさん)といって、すっぱい胃酸が口まで上がり、口臭にまで影響します。
他に、のどがイガイガしたり、声が枯れ、咳も出るようになります。
食道が炎症を起こすと食べ物が飲み込みずらくなり、むせて、そのまま放置しておくと、吐血や食道がんになるのです。
でも胃カメラ(内視鏡)を飲むのは苦手、と躊躇している方は、PPI(プロトンポンプ阻害薬)テストや24時間pHモニタリング検査というものもあります。
というのも、内視鏡検査で異常が見られない人や、検査が出来ない人もいるからです。
PPIテストは1週間服用し、効果のあるなしを見ます。
モニタリング検査はチューブを鼻から食道へ入れ、胃酸がどれくらい上ってくるか調べます。
なので、検査入院の場合は1日~1週間は時間が必要になります。
胃カメラも最近は麻酔で痛みを和らげることができるし、何よりも実際の胃や食道の映像が見られるため、異常箇所を早期発見が出来た分、それだけ早く治療が出来ます。
不必要に怖がる必要はありません。
治療は基本、薬で行ないます。
症状によって3種類の薬が使い分けられます。
胃酸の分泌を抑えるヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)、胃の粘膜の分子「プロトンポンプ」の働きを止めるPPI、胃腸の働きを活発にし、胃から腸へ消化物を送る消化管機能改善剤は胃酸が上がってくるのを防ぎます。
市販薬もありますが、医師の診察を受け、処方した薬を飲んだ方が適切な治療効果がでます。
素人判断で悪化しては元も子もありません。
そして、医師の指示した期間は必ず薬を飲み続けないと完治できません。
治ったと思って途中でやめると、まだ治りかけであって、半年後に再発する確率は90%近くあります。
そして、治療中も逆流性食道炎の痛さは続きます。少しでも症状を和らげる方法が4つあります。
枕を少し高くすると食道が胃より高くなって胃酸は逆流しません。目安は10~20cmと言われてますが、個人差があるので丁度いい高さを見つけましょう。
あと、食後1~2時間は横になってはいけません。
胃液が分泌されてるので、食道に逆流しやすいからです。
食後1~2時間後にガムを噛むと唾液が分泌され、胃酸を中和します。
ただし、食後すぐや、空腹時に噛むと胃が食事中と勘違いして、胃酸の分泌が激しくなるので注意が必要です。
さらに、ベルトはゆるめにしておきましょう。
おなかを締め付けると腹圧で胃酸が上に上がりやすくなります。
また肥満や排便時も腹圧が上がるので、太りすぎや力む時も注意が必要です。
何より、逆流性食道炎の原因は食生活の乱れとストレスです。
脂肪の多い肉系の食事や大食い早食いは胃に負担を与え、胃酸が多量に分泌されます。
よく噛み、ゆっくり食べ、洋食よりも和食中心にし、肉を控え野菜が多いバランスのよい食事をとることで、逆流性食道炎の予防になります。
ストレスがたまりやすいなら、発散する方法を見つけた方がいいです。
過去や未来の不安を一時忘れるために瞑想もいいです。
何も考えずに、目をつぶり呼吸や心拍音に耳を傾ける時間を10分もつだけでも精神の安定につながります。
最近は逆流性食道炎が若い人にも増えています。
生きることは食べること。
食べられなくなると病気や死に直結します。
少しでも美味しいものを食べ元気に生活するために、胃や食道も気遣ってストレスレスの生活を心がけてください。