あぁ、今日も仕事だ。嫌だな…

と1日の始まりにたいてい思ってしまいます。
私は美容師をしているのですが、店は忙しく、おまけにスタッフも少なくて休憩も取れずに毎日10時間近くぶっ通しで働いています。
こんな生活を何年も繰り返しているとさすがに心も体も悲鳴をあげています。
好きでなったはずの美容師という職業に嫌気がさす時さえあります。
こんな時代ですから、多くの方達は私と同じように毎日毎日過酷な労働を強いられて、あるいは働いている方だけでなく、学生さんや子育て中のお母様方、様々な立場の方が心にゆとりを持てず毎日に追われているのではないかと思います。
自分が一番辛いに決まっているI
なんて思ってしまう時もありますよね。
そのくらい疲れて弱っているんですよね。
そんな時、仏様の物の見方をすることが出来たら、この嫌気のさしている毎日がど
なんて思ったりもしますが、凡人の私には簡単に仏様の物の見方を真似することなどできず毎日疲れとストレスが蓄積していくばかりです。
そんなある日、お釈迦様の有名な例え話、
化城宝処(けじょうほうしょ)
を用いて
疲れない生き方
という見出しの法話をとある本で目にしました。化城宝処(けじょうほうしょ)とは、
ある導師が人々を連れて宝のある宝処(ほうしょ)を目指し長い長い険しい道を旅しているというお話で、初めは皆宝を目指して張りきって旅を始めるのですが、長い道のりには様々な困難が溢れていて旅人達はそのうちに諦めよう、引き返そうと思い始めます。
そしてついに歩くことを止めてしまった旅人達。
しかし何としても旅人達を宝のある宝処まで導いてあげたいと願う導師は方便力を使ってそこに城を出現させます。
心身共に疲れきった旅人達はその城に入り長い旅の疲れを癒しました。
旅人達はその城でくつろぎ、すっかり癒されます。
豪華で居心地の良いその城を気に入った旅人達は満足し当初の宝のことなどすっかり忘れていました。
そこで導師は
「この城は方便力で出した幻の城である。
真の宝のある宝処はこの城のすぐ先にあるのです 。さあ、城を離れて今一度歩き出しましょう。」
と旅人達に真実を説きます。
幻の城で十分に休息した旅人達は真の宝が目前にあると聞かされて当初の目的を思い出し再び宝処へと歩き始めるというお話です。
ここで出てくる導師はお釈迦様で旅人達は一切衆生、化城は二乗の悟り、宝処は一乗の悟りです。
二乗の悟りで満足させず、一乗の境地へと導くお釈迦様の方便です。
私が目にした本の法話によると、
仕事や学業、子育てなど、ただ漠然とこなして日々に追われているだけではストレスが溜まり心労が重なります。
しかし、お釈迦様が化城を出現させたように仕事や学業、子育てなどに自分なりの目標、テーマを掲げてみてはどうでしょうか。
決して愚痴は言うまい、笑顔で挨拶してみよう、まず人様、の心で行動してみよう。
など自分で自分なりの化城(目標やテーマ)を掲げてみるとただ漠然とこなしていたことも不思議と喜びややりがい、達成感などの感情が沸き起こりストレスを感じなくなります。
目標、テーマは疲れやストレスをエネルギーに変える力があると言えます。
と説かれていました。
なるほど‼
確かに仕事でも何でも初めのうちは目的や目標があってやりがいも感じていたかもしれないけど、何年も繰り返しているうちにただ漠然とこなしているだけになっていたかもしれない。
そこで、私は仕事に入る時に小さなことからでも、と意識して始めてみたことがあります。
嫌だな、イライラするなと思った時ほど口角を上げる
これを自分の目標に決めてみました。
口角を上げると自然と気持ちが軽やかになります。
科学的にも立証されていると聞きましたが、作り笑いでもいいから笑うと体内のナチュラルキラー細胞が活性化されるそうです。
それと関連しているのか分かりませんが、とにかく口角を上げるだけで嫌な気持ちやイライラは不思議と消え去ります。
ただ長くは続かないし、意識してもできないことが多いので口角を上げるという簡単なことでも私にとっては大きな目標です。
口角を上げると人様からも表情が明るく見えるのか、嫌だ嫌だと思って仕事をしている時よりもお客様のほうも笑顔で優しく接してくださいます。
小さなことかもしれないけれど、状況を、環境を嘆いて愚痴をこぼすよりも、まず自分が受け止め方を改めてこつこつと実行していく。
そうすると確実に自分の心は穏やかになり、総じては周りにも広がっていくのですね。
愚痴はストレスや疲れをより一層大きくさせる物だそうです。
ついつい愚痴ばかりぼやいてしまう私ですが

今日このブログを書かせて頂いたことによってまた自分自身を思い直し、精進していきたいと思います
日々の生活にお釈迦様のお智恵を…