その日、父は突然息が出来ないと
少し呼吸困難になりました。
父は癌であること、肺に転移していることは
理解してああましたが、余命宣告を私達が父には伝えていないことから
治るものだと思い込んでいました。
というか、そう思わせていました
しばらく酸素濃度をあげていると
少し父は落ち着き始め
"わし、死ぬんちゃうかと思った"と青ざめた表情だったのを覚えています。
コロナもあって、幸い自宅で看取るようにと決めていたので、訪問医に連絡、相談しながら
父は痛みや怖さをほぼ感じる事なく
家族に見守られ息を引き取りました。
訪問医にとても感謝しています
ほんとうに、よく見てくださいました
亡くなってから訪問看護の方が来られ
エンジョルケアを。
私も介護業界で働いていますし
父のケアもしてあげたいと思い
一緒にしました。
父に感謝の気持ちを持って。
普通の方なら、やっぱ
見るだけでも辛いだろうなと感じましたょ
最後に
臆病で怖がりな父に
余命を伝えなかった事。
本当にこれでよかったのか、もし伝えたなら
父はどう変わっていたのか。
色々なやみました。
父が亡くなる数時間前に、枕元で
父に。
お父ちゃんごめん…
お父ちゃん怖がりやし、お母ちゃんも絶対言わない方がいい言うし。
それか言うてほしかった❓
おとうちゃん、やりたい事あったりしたんかな❓
ほんまごめんな。
だから最期までうちが、ケアする
口の中に湧き出てくる体液を何回も何回も吸い取りながら泣きました。
ふと今
思い出すと
最後の診察日、
父は"わし死ぬかもしれんで"って笑って話して
私は
えーっ(笑)まじで(笑)と会話してた
父はもしかしたら、何となく自分の寿命を
わかっていたのかもしれません
だまされていたのは
私なのかも。
ありがとう
おとうちゃん。