あきらからのメッセージは、他の男のように性急ではなかった。
あたしがメッセージを送ってから一呼吸おくような間隔で、返事が来た。
『お返事ありがとうございます。今、他に気に入った人がいなかったら、よかったらメールのやりとりをしてください。』
敬語を使ったへりくだった文章。紳士的な印象だった。
『今、2、3人の人とメッセージしてます。それでもいいですか?』
あたしは少しいじわるく返信してみた。
丁寧な態度がにせものなら、ここで返事がこなくなるだろう。
だけど、またしばらくしてから、あきらからの返信。
『いいですよ。ぼくも他にやりとりをしている人がいますから。のんびり続けられたらいいとおもってます。』
なんだ。。。
他にもメル友がいるんだ。だったらあらためて私にメッセージ送らなくてもいいのに。
普通なら、ここであたしからストップすればいい話だ。
だけどあたしの指はすぐ、あきら宛てに、OKのメッセージを送っていた。