2013年10月丸の内コットンクラブ

超――久々に書き込み。昨晩観たライブレビューです。 私は、40歳過ぎて遅まきながらスティーヴィー・レイヴォーンを聴いてブルースギターのカッコ良さにやられ、その後レイヴォーン系と言われるギタリストを探していろいろと聴いてきましたが、中でも今回ライブで見るアナ・ポポヴィッチは、異色の女性ギタリストです。

ポポヴィッチという名前から察するとうり、東欧ユーゴスラビア出身で、1976年生まれの現在37歳。メジャーデビューは2001年の「Hush」。(このアルバムは自分のお気に入りのひとつ。)ライブDVDも出ているので買ってみましたが、映像でみる彼女は、とてもカッコイイ!と思っていましたが、日本では、あまり取り上げられていないアーティストでしたので、日本に来日することはまず無いと思っていました。 そんな中、今年8月に何気にネットでみたコットンクラブのサイトで、What’s newのコーナーでAna Popovicが来日だということで驚きました????。嘘?ホントにくるんだ。 ってなわけで即予約。今回のAna popocicのライブは、自分にとっては何とも嬉しく楽しみなライブでした。

ライブのメンバー編成は、Vo&Gがアナ・ポポビッチ(以下略称アナさんで)。 他は、アナさん以外は、全て黒人プレーヤー。Ds,Base,Keyの4人編成のバンドだ。ドラムのTony ColemanはBBキングなど多くの大御所ブルースマン達と数多くプレーした実績のあるドラマーさんらしい。 で、念願のライブが始まるのであるが、最新アルバムからのオープニング曲「can you stand the heat」でスタート! 

アナさんは、初めから、ワウワウを効かせたオーバードライブサウンドでギター弾きまくり。バンドの音もヘヴィーでタイト! アナさんのギターは、オールドのフェンダーストラトであるのは一目瞭然だったが、機材セッチングでちょっと変わっていたのは、ギターアンプが見えないこと。私が持っているアナさんのライブDVDにもやはりギターアンプが映っていないし、今回のライブもアンプが見えない。普通は、ギタリストの後ろに、ギターアンプが置かれてその音をマイクで拾うのが一般的だと思うが。まさかPAにエフェクターから直結では無いだろうな?と思うが、この機材のところはよくわからない。でも、間違いなく御本人が弾いています。アドリブをガンガン弾きまくっているので、影武者がいても絶対シンクは無理。

まぁ、そういうことは、どうでも良いのですが、肝心の演奏は、カッコイイの一言!ギター弾きまくりです。下品な言い方かもしれないが、金髪の白人ネェチャンが、ギターを抱えて、渾身の一発チョ―キング「ピッキーーーン!」は文句は無い。有る筈が無い。

そして、ハイヒールでワウワウ踏むカッコ良さ!。もし、女性ギタリストで、足に自信のある方は、是非ともハイヒールでワウワウを踏むべきだ。とてもセクシーでカッコイイ!のである。

あっという間のライブで気づけばもうアンコール。で、アンコールの曲は、アナさんが「レイヴォーン云々・・」なんて紹介していたので、レイヴォーンの何の曲をやるのかと思ったが、曲は、なんと「Lenny」ではないか! ちょっとチューニングが??と思ったが、そんなことはどうでもいい。Ana PopovicがレイヴォーンのLennyを弾いているだけで感激もんだ。

ライブ終了後「また来るわよ。」って英語で言っておりましたが。是非ともまた来てほしいです。また見に行きます。ギター姉ごはカッコイイのだ! お勘定を済ませ、コットンクラブの出口に向かうとカウンター内にアナさんが・・・。 思わず握手して帰りました。

コットンクラブでは、以前もまぁ来日しないだろうなと思っていたAOR界の重鎮?ビルラヴァンティを呼んでくれたり、今回のアナさんといい、とても感謝です。昨晩のライブは、とても記憶に残るライブでした。

で、24日はKISS武道館だ!(笑)