こんにちは。
皆さんは、美味しいご飯を食べた後に、突然やってくる腹痛と便意を経験したことはあるでしょうか。
僕もおなかが弱いときによくなったりして、結構辛い目に合うのですが、
実は便秘とは、腹痛の他にも、ニキビや吹き出物の原因として関わっていることもあるのです。
その理由がなぜなのか、気になったのでご紹介します。
便秘とニキビや吹き出物の関係とは
便秘になったときに、同時に肌荒れなどのトラブルを経験した方もいらっしゃるかと思います。
便秘は、腸の働きが弱り、摂り込んだ栄養をしっかりと吸収できずに起こる現象です。
腸は栄養を吸収できないと、肌の再生に必要な栄養が不足します。
また大腸も、便が排出されないと血液の流れが滞ってしまい、細胞の働きにも影響が出てくるので、
結果、肌荒れを起こし、ニキビや吹き出物の元となってしまいます。
健康な体は、大体１ヶ月ぐらいの周期で新しい細胞が作られ、古いものと入れ替わっていきます。
しかし、腸の動きが悪くなり、老廃物が溜まると、悪玉菌がガスを作り出し、血流と一緒に体中を回ります。
その悪玉菌が皮膚の細胞内にとどまってしまうと、通常の腸の働きが出来なくなってしまうのです。
そして、常に新しい細胞と入れ替わっている角質が、ずっと肌の表面に残っていると、
肌は透明感を失い、くすみや毛穴の詰まりの原因となっていきます。
そこから、ニキビや吹き出物のきっかけとなる、アクネ菌の大繁殖に繋がっていくのです。
アクネ菌は、高温多湿を好み、皮脂が大好物です。
高温多湿になった毛穴は、詰まった状態だと、アクネ菌の増殖を進行させてしまいます。
しかも、そのアクネ菌を排除しようと、白血球が体の中から攻撃しますので、
その攻撃が炎症に変わってしまい、膿の元となる黄色いニキビや、赤ニキビになってしまうのです。
なので、便秘はアクネ菌から発生する、ニキビの原因として深く関わっています。
また便秘の原因のひとつでもある、ストレスから来るホルモンの乱れも、肌表面の皮脂の分泌を促します。
その上、不規則な生活や食事を行っていると、より悪化してしまうこともあります。
ニキビや吹き出物の悩みを解消するには、便秘への対策も行うことが大事です。
ニキビに関する便秘に効果的な予防法
体の中で複雑なカタチをしている腸は、体調が悪いとガスが溜まりやすく、
通常の動きでは、ガス溜まりを解消することは難しいです。
ではどうすればニキビと便秘の予防ができるのでしょうか。
腸の動きを活性化させ、ぜん動運動を促すには、マッサージやストレッチなどがよいでしょう。
うつぶせになり、おなかを円を描くようにさすると、腸の動きが活性化されます。
横になると副交感神経が働き、リラックスさせてくれる上に、
単純に体の向きが変わるので、腸の中のガスを移動させやすくなります。
他にも、食事を見直すことも大事です。
食事をした後、小腸は８時間ほどかけてぜん導運動を行い、腸が活発になります。
そのまま食べ物が大腸に送られ、便を作り出すのですが、
その運動を始める８時間以内にまた食事をしてしまうと、
小腸は運動をやめてしまい、食べ物の消化を優先してしまいます。
なので、無駄な間食をすると、ぜん動運動を邪魔することになり、腸の活性化を阻害してしまうのです。
しかし、朝から空腹の状態だと、腸に刺激がいき便意が起こるので、
朝食を食べたあとの排便へと繋がります。
また間食を防ぐことは、ダイエットやニキビ・吹き出物の改善にも繋がります。
一日に一度は、ぜん動運動をさせるように、寝る前には食事をせず、
水以外、何も取らない時間を作ることが大事です。
そして、食べ物では便秘に良いとされる食物繊維を摂ることも大事ですが、
便秘になっているときに摂取しても、便の量を増やしてしまい、
また出口から出づらい状態だと、腸内にさらに負担がかかるので、実はあまり良くないです。
便秘になっている場合、消化しやすい水分が多いものを食べ、
便の詰まりを解消することから始めましょう。
あとは、水をしっかり取ることも大切です。
汗は冬でも毎日出ています。喉が乾かないと言って水を飲まないと、便にも影響が出てしまいます。
すっきり出る便はほとんどが水分で出来ており、
水分が不足すると便が固くなり出にくくなりますので、積極的に水分をとりましょう。
まとめ
便秘の場合、単にお腹の調子が悪いだけで、すぐ治ると思いがちですが、
適切な処置をしないと肌荒れにも繋がってしまい、ニキビや吹き出物が悪化します。
関係ないと思い込む前に、日頃の体の中からのケアを惜しまずに生活習慣を見直しましょう。
