2011年 第1回目の ソマリア出張 ☆  | kichan's orange diary

2011年 第1回目の ソマリア出張 ☆ 

ただいまソマリアから戻ってくるECの飛行機の中からこの記事を書いています。




実際にアップできるのはナイロビについてからですが、今最初のセキュウリティチェックポイントを出てナイロビに向かっているところです。



ソマリアからの飛行機はセキュリティ面での懸念が残るのか、ケニアに入るには直接ナイロビに降りられず、僻地の空港に降り立ち荷物検査をいったん受け、ナイロビに到着後さらに、もう一度荷物検査を受けます。よっぽど怪しいんですかねー。



でも、税関ではソマリアから来たというと、荷物に興味も示されず、荷物を開けろとか、税金とか言いがかりとか付けられる心配はないので、ある意味、楽ちんです。(いまのところ、どこから戻っても困ったことはないのですが、荷物の中身を聞かれることはあるし、食品や電気製品があってもないと言い張って通過しているので、毎回どきどきします。)




今回の出張は来週のナイロビの打ち合わせのため、私の意向に反して短くなったため。来週の打ち合わせが終わったらまたソマリアに行く予定です。






ハルゲイサは今冬で、とても寒かったです。ナイロビは南半球に位置していますが、ソマリランドは北半球なんですよね。ナイロビから近いためナイロビが暖かいと、ついつい出張先もおんなじだと思ってしまいがちで、今回は、寒さ対策がいまいちで風邪を引いてしまいました。昨日一日週末だったので、ゆっくり休んでもう回復に向かっていますが、うかつでした。




寒いといっても日本やヨーロッパの冬ではないので、お日様が照れば、日差しはきつく、温度も25度くらいにはなりますが、ハルゲイサもナイロビと同じく高地のため、温度差がかなりあり、朝夕は10度をきります。また風は涼しく、お日様の下では暖かくても建物の中では冷えるので、靴下を履いていなかった日は応えました。その日以降、オフィスに靴下+レッグウォーマー持参です。私はソマリア人と同じくDirah(ディラ、こんなスペルかな?)と呼ばれるブカブカのソマリドレスを着ているので、なんでもその下に着られちゃいます。




今回はMinistry of Public Works, Housing and Transport(日本で言う国土国交省ですね) の次官と部長とほぼ毎日打ち合わせが出来ました。進捗状況はいまいちなのですが、次官は新政権の下で新しく任命された方で、私には今回初めてお会いする方だったのですが、最初から予想以上にいい関係が築けそうです。部長さんが作り出した問題点も、新しい次官と解決に向かい、次の一歩が踏み出せるところまで持っていけたので、それは今回の成果です。そうでないと、一向に前に進めないので、途方にくれるところでした。私を困らせる部長も、新しい次官の言うことはよく聞くようで、ちょっといい人になっており、シメシメです。





私にとっては約4ヶ月ぶりのソマリランドですが、活気がありました。伸びてくるなーと思わせる活気です。ハルゲイサにも幅員50メートルのバイパス道路が出来るようです。ローカルスタッフがテレビで観たと言って翌日に現場に連れて行ってくれたのですが、実際に現場に言ってみると、不法滞在者の立ち退きが行われており、工事が始まるのも時間の問題のようです。いろんなことが、いたるところで起こる前に、早く全体像、将来像を捉えた都市計画を策定したいものです。



バイパス道路が出来るところ。広いでしょ? 次回の出張では市の方ともお会いできるので、詳細を聞いてこようと思います。



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あと、まだ看板だけでした、ハルゲイサに中華料理店が出来るようです。明星餐庁だったかな?でもうちのローカルスタッフが言うには、中国人ではなく、中国にいたソマリランド人によるお店だそうです。微妙―ですが、楽しみでもあります。オープンしたら間違いなく行ってきます。美味しかったらハルゲイサの生活がもっと楽しくなりますね。





もうひとつハルゲイサで嬉しい発見がありました。なんと、Kérastaseのシャンプーを売っているお店があったのです。しかもヨーロッパで買うより安い。12ドルでした。コンディショナーも。マルタでは11ユーロだったような。ナイロビでは見つからないのに(少なくとも私の出没する辺りでは)。今度行ったときに買ってナイロビに持って帰ってこようと思います。私は日本のKoseから出ているスティーブンノルが好きなのですが、シャンプーまで日本から持参だと、重くて仕方がないので、助かります。





今日のフライトはスムーズです。もうすぐナイロビ♪

明日はマッタリした日曜日にします。