50メートルの小道を調査

 
最初、みけちゃんは私を警戒し、私の姿を見ると遠くへ行ってしまい、
私がそーっと近くに寄っていくと「シャー」と威嚇していました。
 
職場近くのドラックストアでキャットフードとチュールを買い、
みけちゃんを見かけると、みけちゃんが分かるところに餌を置くようにしました。
みけちゃんは私に近寄ろうとはしませんが、遠くから私を眺めていて、
「ここに置くから食べてね!」と伝えると、それが分かるかのように、
私が去った後、ちゃんとそこに向かって食べていました。
 
朝晩、みけちゃんを見かける度に餌をあげていたので、
3日も経つと、「シャー」と言いながらも近づいてきてくれるようになりました。
5日も経つと、私の後を追うような仕草も見せるようになりました。
 
早速、私は、もう既に猫を何匹も保護している信頼できる人に声を掛けました。
写真を送ったところ、「目も綺麗だし、身体も綺麗。野良猫の割には痩せてもいない。もしかしたら飼い猫では?」と言われました。
 
今時、飼い猫を外に放つ飼い主なんかいるのかな?と思いましたが、
私がその小道を通るのは朝晩のほんの2、3分。
これは真実を確かめる必要があると思い、休日に調査に行きました。
 
小さな小道には駐輪場の他に、スナックが2件、カレー屋さんが1件、
美容院が1件、あとは眼鏡屋さんの駐車場と住居が少しでした。
 
調査したところ、みけちゃんに餌やりをしているのは私の他に、スナックの人、
そして眼鏡屋さんのご主人でした。
それぞれに聞いてみたところ、みけちゃんは野良猫で、
餌はやっているが飼うつもりはないとのこと。
 
また、駐輪場のおばさんに聞いてみたところ、
「無責任に餌をやっている人がいて迷惑している!あなたも餌をあげたりしていないでしょうね?
猫が駐輪場に入ってきて迷惑しているから、無責任なことは止めてね!」と言われました。
 
たまたま出会ったそこに住んでいる人からも、「引き取ってくれるなら引き取って欲しい」と言われました。
 
小さな小道の中には色々な意見があるなーと思いました。
 
みけちゃんを愛する人もいれば、そうでない人もいて、
複雑な環境にいる野良猫が確定したみけちゃんに対して、
私が出来ることは、家族を見つけてあげることだと改めて思いました。
 
今日もお読みいただき感謝です{emoji:char3/468.png.おすましスワン}
ヨガ教室は年内お休みいたします。
 

 

遠くから里親探し用にみけちゃんをパシャリ。

実際はこの100倍可愛かったです{emoji:char3/149.png.ハート}