色々ご意見を頂戴しています、この記事。
ではでは、①と②を読んでいただけたうえで。
思い出そうとして手帳を引っ張り出してきました
。
ものすごい忙しさでした。
所属の撮影チームの撮影も盛んに行っていたし、
友人のカメラマンさんの受賞作品を観に新宿に行ったり、
自宅でのエステも行っている。
( ・・・本当にびっしりのスケジュールでした( ̄_ ̄ i)( ̄_ ̄ i)( ̄_ ̄ i)今は絶対ムリ。)
さて、2012年の11月最初日曜日のこと。現場は千葉の船橋です。
この会場は2010年、初仕事の現場だったためよく覚えていましたが、この年はお客様が大人数なため
船橋駅の東口から2~3分の「着物着付け教室」でヘアメイクと着付け。
反対口の駅ビルの上の階(催事などをやるスペース)で撮影。・・・と、
特殊な現場でした。
で、責任者の私はだいたい一番乗りで会場に着き(7時半くらいには駅について、会場のセッティングをしたり余裕をもって着付けの先生たちと打ち合わせ
をします。
この日は自分だけが早く来すぎビルの扉が開いておらず、
缶コーヒーを飲みつつトランク
に腰かけ開くのを待っていましたっけ。
過去に一緒に仕事をしているメンバーがだんだんと集まってきます。
場所によっては会場がイオンモールだったり、それはそれは様々なため、
「今日はこんなに駅の近くで良かったね~~~」なんて話したり。
また、一昨年とはヘアメイクの部屋が違い、狭いし椅子や机を最後に元通りにしなければならないため、最初に画像に収めたり・・・なかなかそういうことが大変なのですね。
さて、
急きょ採用された女性美容師さんですが・・・。
ズバリいうと、当日・・・
遅刻。です。
しかも、(あるいはたまたま不幸にもとも言えますが)
撮影場所会場のほうに行っており、
「入口が開いていなかった」とのことだったそうです。(師匠いわく。)
つまり、
スマホなどで「会場を確認」しても、初めて行く場所、しかも遅刻厳禁な場所に行くのに、
1時間くらいの余裕をもっていくのは当たり前の業界なのです。
が、
師匠が、初年度の際も私にも予め注意したことばがありました。
「美容部員さんっていうのは、働くハコ(現場のこと)が毎日決まっている。
日替わりで違う場所に仕事に行くわけではない。
だから、もしもの用意や時間に対しての考え方が弱い。」
・・・つまり。
電車の遅延なども、遅刻は遅刻。まず、電車が遅れたという言い訳は通用しません。
次に、
充分に下調べし、その上で「初めて行く場所」には「道に迷う」「入口を探せない」そして
「会場の決まり・諸事情がそれぞれあるため、集合時間と開場時間は無関係」というのがあります。聖蹟桜ヶ丘の会場なんか、公的機関のレクリエーション目的のビルだったため・・・
せっかく7:40に集合しても開くのは8:30のため、私たちが規則に逆らう権利はなく、
慌てて取引先の方に電話をし、
15分ほどで会場セッティングをしたことも
どうやら女性美容師さんは、
電車での会場到着も遅れた。
しかも、下調べが不十分なので「撮影会場」に行ってしまい、当然駅ビルですので
入口も小さいし、開く時間も不明」
しかもご存じの方も多いでしょうが・・・
駅ビルって、関係者(入館証などを所有している人)しか入れません。( ̄_ ̄ i)
私が参加した最初の年、2010年のこと。
成人式前日に、他グループの責任者さんにメールで緊急連絡
したことがあります。
「きもの屋さんに言っておかないと、そもそも会場に入れませんよ。」と。
私が通っていた新宿のルミネもそうですが、
従業員以外がむやみに入館することができません。
盗難などの事件が多いビルなので、他人、あるいは取引先業者さんは
「うちの取引先で、○月○日 何時に、●●さんという人が入ります」と、
イベントなどの前には申請書提出しなければならないんです。
駅ビルやデパートでもそう。
ちょっとしたイベントがあり、人員を増やして対応する日はわざわざ届け出をし、
それを守衛所(防災センターなどと呼びます)に届くように申請します。イオンさんなどもそう。大きな建物でも、従業員出入り口は1つ。
そこで入館証を借りて、署名をし、帰るときはそこから出ますので
入館証をどこかに置き忘れたら・・・・大パニック。
工事業者さんもそう。
「どんなに早く行ってもきもの屋さんがビル側に所定の届け出
を提出していないと、
入館できないんですよ。」 と言いまして、前日のうちに慌てて駅ビルのきもの屋さんに電話してもらったことが・・・。
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途中から女性美容師さんは、ヘアセットに入りましたが
遅刻や場所を間違えた動揺で、手がおぼつきません。
当然ながら師匠はNGを出したし、美容師さん本人もその後の参加を辞退しましたが、
・・・・・「彼女は勤務する美容院でトップスタイリストになり、おそらくお客さんも付いていただろうし
腕も上がってきたのは確かなのだろう。そこ(美容院)での地位を確立したわけだ。
でも、あれくらいの年齢なんだよね。
技術がつき、お客もつき、
自分はなんでもできる、って勘違いする時期は。」
私はこの師匠のことばを、一生忘れないと思います。
今回のおぐねー&ピカ子の件で言いたかったのって、これなんです。オチとしては。
私、ピカ子さんに対しての知識がなくて、まっさらの状態でこの番組を観ました。正直、特に関心はないです。自分もメーキャッパーですし、メイク論は人それぞれ。
TPOによるし 正解はありません。(言い切ります
)
問題は。美川さんが言った「トップになって数年。そういう時期があるのよ。」・・・。ここ。
メイクどうこう、センスどうこうの前に
一緒に仕事をする相手が年下だろうと、なんだろうと、挨拶は必ずです。
誰だかわからなきゃ、「こんにちは」だっていい。(相手が何者かわからないとき、実は便利なコトバ。)
この、理屈じゃない美川さんのことばを
「あぁ、わかる」と思えた方。仕事の現場で、会社で、学校で。
見聞きしたり体験したりした方ではないでしょうか。
私も、2010年に人を集めていたときに上から目線で「あの子はギャルっぽい。成人式の技術者には相応しくない。」というような発言をしたことがあるんです。
その際、師匠に、「あなたは自分を前に出すのではなく、色々な技術者がいることを認めるべきだ
」と激怒されました。
その後、その女の子とはちょっくちょく現場で一緒になりました。素晴らしいヘアセットの技術者となり、無口ながらしっかりと仕事をこなす彼女が大好きです。
とても長くなりました。
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長くお付き合いいただきありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。
美容家 佐藤 亜岐子
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