珍しく(?)予告とおり連続で記事を書きました 美容家・フェイシャルエステ・メーキャップアーティストの佐藤です。
さて、昨日は新旧のベースメイクアイテムの変化を記載しました。
今回はハイライトやチーク、チークに準ずる部類の「フェースカラー」です。
下の画像、今回新しく買ってきたのは下に並んだ2つ。上にあるインテグレートはもう8年ほど前に新発売されてパッケージが変われど内容は変わらない
「インテグレート デザインヴェール(ナチュラル)」。
他にホワイト・ピンク・パープル系など結構細かく揃っていますよね。
販売員時代、インテグレートという「既存のブランド名」がプチプラになり、
しかもあのアンジェリーナ ジョリーがミューズになったことで大変話題になりました。
私のいた店舗にも、一気に(最初の入荷数)で1商品あたり100本入荷という製品もあって、
かなり革新的だったことを覚えています。
※具体的には、アンジーがモデルビジュアルに使用したグラマラスルージュという
<スパチュラで付ける>グロス口紅のレッド系の色で、1200円の単価に対して100本というのは異例でした。
海外のセレブはモデルに起用したあと、厳密に「使用期間」があり期間契約厳守。
なので1つのビジュアル(ポスターやコルトン)はある1日を境に、イッキに回収されます。
そこも印象的でしたね・・・。営業さんが、回収にやってきたりと日本のモデルさんのそれとは
全く扱いが違いました。
で、そのような商品が外観のデザインが一部変わった(可愛くなった)くらいで
引き続きレギュラー商品として発売されている。
・・・というここは、需要があるということです。
キャンメイクさんのこのハイライトは2色展開で、もう1つは
パールとラメが強い、キラキラ系でした。つまりは若い娘さん向きです。
ちなみに、インテグレートは3色のグラデが便利で実際価格の価値はあるんですね。目の下のクマのカバー後のなじませなどにはもってこいで、よくご紹介します。
今回このキャンメイクさんのを購入したのは、「安さ」なんです。なんと550円。
インテグレートの約3分の1です。(量も違いますが・・・)
「資生堂は(なんでも)お高いわよね」とよく言われたものでした。一般的に、でしょうが・・・。
以下の「ハイライト効果のあるパウダー状のお粉」
元の仕事柄、ほとんどが資生堂なのは申し訳ないんですが既に廃盤になったもの、限定ものを含め
こんなに所有していました。
つい先日買ってきたレブロン、容量は多くて1800円。
ピンキリなのですが、かつてはかなり人気だったものもあります。
特にマキアージュのデザインフェースカラーズ(一番右上)や5色のチークは本当に売れました。
で、フリーランスになった6年ほど前に購入したこちらを思い出したのです。
皆さんきっとご存じのはずキャンメイクの価格帯では950円とお高いのですが、
この「ブライトアップカラー」のシリーズ、当時実際に探しに行っても置いていない店舗も多かったものです。現在は販売しておらず・・・つまりは、淘汰されたのですね。濱田マサルさんがよく使ってましたよね。
なのでお客様に紹介することもできません。
プロが現場で使うには実際色々な使い方ができ、撮影にも向く商品だったのですが・・・。
私も初めての自分の作品撮影の時に、中央のピンクを「日焼けして真っ黒になった肌」を白く見せるために慌てて塗った記憶があります。
これがなければ、あの時の撮影はアウトだったなと思い出が深いです。
・・・つまりは、
現実に「時短」や「テクニックフリー」を求める一般の消費者の多くには、どうもイマイチ手が出ないものだったと言えると思います。
そこで、自分が所有している
左、MACの「ストロボクリーム」もだいぶ前からある商品。プロもよく使いますし、
メイクにこだわりのある方も肌演出で使います。保湿効果も高いです。
そして先日紹介したランコムのカラーベース、この色が下地としては一番ハイライト効果が高いです。
あと、記事にしようとしてまだだったのですが
ランコムさんの右に置いた、クレ・ド・ポーボーテの下地「ヴォワールトランスパラン」も、
かなり光ります。
ランコムさんといい勝負なんですよ。
そして次の画像は、手の甲、上側がアディクションのチークスティックの白(01)。
下側は数年前に発売された、ヘレナルビンスタインの「アイシーアイズ」つまりリキッドアイカラーなのです。
完全に、どちらもハイライト及びフェイスカラーの「白」として使えます。
アディクションのチークスティックは発売以来物凄い人気で、価格もメチャクチャお高いわけでないので、
いまも売れ続けていますよね。
このように、ブランドそれぞれで
めちゃくちゃ需要がなくても、淘汰されることなく売り場に生き残る。ものあり。(ブランド力?)
限定ものを、一定の時期を経て、再度かたちを変えて販売するものもある。(在庫を残さない工夫?)
売り場に占める面積(容積)に対してどうしても対応できず、なくなる商品もある。
ということが言えそうですね。
「これがなくなるなんて」と思うアイテムってよくありますが、
そのブランド全体を見た場合に「売り場面積に対しての売り上げ」が・・・というアイテムや
「1個あたりの単価が高く、どうしても動きが少ない」商品は、製造~売り場に置いておく期間を
考慮した場合、
残念ながらなくなるというわけです。一応は「期限」がありますからね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
販売の業界でもやたら忙しい現場にいたためか、こぼれバナシも多いブログです・・・。
アメンバー様の登録、お待ちしております。
美容家 佐藤 亜岐子