カワサキ・キッド (朝日文庫)/東山紀之
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先月、文庫本になっているのを発見。

ハードカバーで購入した人は、生粋のヒガシファンでしょうかね。


回顧録なんだけれども、

昭和40年代の自分には、自らの幼少時代を掘り起こしてくれる名作。


ヒガシもこういうことがあったのかぁ・・・・」と、


あのストイックで「尊敬しちゃうなぁ」という対象であるヒガシを身近に感じられました。


私はニシキファンだったわけですが、もちろん他の2人の話も出てくるし、


自分がテレビを観ていて、勝手に解釈していたことが多いこと、多いこと。


 そして、考えてみれば、年齢は6つしか違わないため、


共通点が多いことにも気づきます。


 夫なんて11歳も離れているんだから、よっぽど違和感あるはずなんですけどね。


神様扱いしていた人物なので、


身近に感じられることが一番嬉しい、というのが率直な感想です。


そして、順番でなくって、どこから読んでも面白いです。


 ぜひ、40代~50歳くらいの方たちに読んでほしいです。


そして、当時と現在、なにが違うのかを顧みてほしいな、と。


 いったい今が恵まれているのか、


そうではないのか、

という疑問が気持ちよく解決できるかも・・・。