今バラエティショップ(ロフト・イオン他)でイチバン目に付くもののひとつ、
エテュセの「ラッシュバージュンアップ」1050円。
ここでちょっと、コーム型マスカラの歴史を振り返ってみようと。
ご存知、エテュセは資生堂さんのグループでは代表的なブランド。
なので、価格・パッケージや配合成分などがかぶっている部分が多いわけです。
例えば・・・マスカラの配合成分で、「アルギニン」というものが入っていると、いわゆるまつげを
保護する成分。(メーカーさんによっては他の効果を謳っている場合もあり)
まつげのトリートメント効果、といわれるものがそうです。
既に販売が終了したものなのですが、資生堂さんの名品マスカラを並べてみました、それは・・・
中央:マキアージュ マスカラコーミンググラマー
左:ピエヌ ディープブラッシュマスカラ
いずれも「売れた」名品です。
こちらは2003年の「本当に良かったコスメ」(@cosmeの1年一回発刊の冊子)のマスカラ部門。
中でもディグニータは、5年以上前に在庫もなくなった、4200円の高級マスカラ。
当時は「○○恭子ちゃんがこれを何回も重ね塗りするらしい」という噂もでました。
私は個人的にブラウンのマスカラを購入することが多いのですが、
化粧品販売店の役得で、最後のほうの1本をキープ(社員割引買い)しました。
※多くの販売店さんでは「生産調整品」という、生産量減らすものは
取り扱いを止めますが、私がいた店は逆で、そういう商品を求めて遠くから
お買い物に来られる方が多かったため常備できる店舗でした。
左にある、ピエヌのマスカラも当時 伊東美咲さんのCMで話題、アイライン効果でだいぶ売れました。
ちなみにこの頃から金額は2500円(税抜き)が相場となり、
中央のマキアージュに進化するわけです。
これが発売された時期は、とにかく「ボリューム」の全盛期だったため
一見 地味に見えますが実はロングラン商品です。
使えばわかる、下まつげまでハッキリ見せれる名品、というわけ。
販売時代にされた質問で印象深いのは
「4000円と1200円のマスカラは何がどう違うんでしょう」というもの。
答えは、「液の量」「液の質(配合成分)」「揮発性」などなど。
1200円のマスカラが意外と早く使い終わってしまった、なんていうこと、あるのでは
どんなに重ねても絶対ダマにならない、というのもあったりします。クレ・ド・ポーボーテ
も歴代4000円(現在のものは5000円)ですが、絶対にヒジキにはなりません。
今は630円のマスカラもあります。プチプラにも歯止めがかからないし、アメリカ製と違って
塗ったらまつげが乾いて割れた、なんてこともない日本製。日本製の優秀さが、私たち
日本人の誇りであり 企業の競争なのですね。
癒しと美白のフェイシャルエステ&ヘアメイク 佐藤亜岐子