静かで地味で、でも、とっても豊か。
観終わった瞬間の感想としては、
「これは、なんの映画なんだろう?」
ブラッド・ピットが、ただのおじさんに見えた。
仕事に一生懸命な、ただのおじさんに見えた。
仕事に一生懸命で、なんとかしたくて、なんとかしないといけなくて、
負けたくなくて、でも結構辛くて、しかし辞めたくない、
最終的にまだ自分に絶望していない、自分を信じている、
ただのおじさんに見えた。
夢中で観ました。
「フェイスブック」と同じ監督だというのは観終わってから知りましたが、
走る車から外の景色を眺めるような、
スピード感
止まらなさ
時間が止まらないこと
出来事や関係は流れていってしまうこと
新しい映画だなあという気がします。
「これは、なんの映画なんだろう?」
一見これだけ地味な映画なのに
あまりにたくさんの要素が詰め込まれている気がして、
ラストシーンでブラッド・ピットの瞳のアップを観たとき
ちょっとクラッとした。
現実の世界がそうであるように、
目にうつる全部にそれぞれ別の物語があって、
スタジアムには表と裏があり
すべてのひとにも表と裏があり
それが全部同時交錯しているのが世界。
Just enjoy the show.
うん。
ブラッド・ピット、すごかったと思う。
