はい、言い切った。
世の中の試験制度、資格制度ってのは、
多くはたくさん覚えている人のほうが受かるように設計されているので、
だから無意味なんだよと言いたい。
あとは、基本的に出題者、試験・資格運営団体の思惑や立場を出ない質問しか出せない。
つまり自分たちが追い求める理想や綺麗事だけが出題されて、
現実、実際のリアルな社会で起きた問題に対しての解決にはほぼ役に立たない。
また、これまでも何回も書いた通り、
基本的にこういった制度を作った人ってのは、
特段に頭のいいひとでもなんでもない、
知能指数でいうと一般的な75〜105の間にあるごく普通の人間たちなんだよ。
だからいくら頑張っても自分たちの頭のスペックを超えたような出題ができないので、
結局しれたような無難な内容ばかりで、
受験者は過去問でも何回やってテキストを暗記でもすればだいたい受かるはずだ。
で、人間の記憶力ってのは、
普段使わない不要なものをどんどん削除していき、
常に入ってくる情報を処理するためにリリース(解放)するので、
試験の直前にたくさん覚えている人のほうが勝ちなんだよね。
知能指数の高い人ってのは、必ずしも記憶力がいいというわけではない。
知能指数と記憶力って別のものなので、
PCとかでいうCPUとメモリーというような別のパーツが担っているんだから、
だから、試験とか資格をたくさん取っている人って必ずしも賢いというわけではない。
ただ確かに言えるのは、記憶力がいいということなんだ。
人間の社会ってのは、
確かに頭のいい人たちが生きるのに頗る辛くなるようになっているので、
それは昔も今も変わらず、
基本的に大多数を占める一般知能指数者が社会を作っているのが理由なんだ。
まあ理にかなってるよ
逆に頭のいい人たちが行きやすいような社会になっちゃうと、今度は一般人が生きづらくなるから。
少数のために多数の権利を犠牲にしないという普遍的な人間社会のルールに則っているんだよ。
少数のために多数の権利を犠牲にしないのがルールであれば、
実は今の人間社会って、仮にそれが多数の権利を実質的に犠牲にしていなくても、
多数が気持ち的に納得がいかない、気に食わないだけでも、
多数は自分たちの権利が侵害されると勘違いするんだよ。
日本に限っては、
同性婚や夫婦別姓、重国籍、共同親権などが未だにできないのがそういった理由なんだよ。
だってさ、同性婚に反対する同性愛者っている?
反対するのは、実質に恩恵を受けていない異性愛者ばかりで、
夫婦別姓とかや他もそうだし、
それを受け入れることで既存の選択肢が消えるわけではなく、
少数の権利、要するにレアケースに対しても寛容に対応できるためでしかなく、
それを実質的に恩恵を受けてない人たちは、今まで通りに旧来の選択肢を選べばいいって話、
なのにさ、少数の権利を多数が決めるっていうおかしなことが日本のみならず、世界でいたるところで起きているんだよね。
女性のための法律を、育児のための法律を、女でもなく子育てにも参加していない専門家でもないおじさんたちが自分たちが気に食うか食わないかだけで一存で決めるというのが、本当にバカバカしいだよね。
人間社会ってのは、いやこの世界においては完璧なものなんて存在しないから仕方ないが、
それを変えていくスピードがあまりにも遅すぎるので、
だから革命があって、戦争があるんだよね。
革命や戦争が起きると、既存のルールが壊されて新しいルールが出来上がっていく、
そして時間が立つと今度はまたその古くなったルールに執着過ぎたため、
それを変えるために結局また革命が起きて戦争が起きるんだよね。
民主主義ってのは、完璧なものではないが、
それでも社会の多くがルールを変えたいと思えば指導者を血を流さずに変えられるので、
独裁と比べてまだましなほうなんだ。
なんで民主主義は完璧なものではないかというと、
結局多数決なんだから、少数が追い求めるものを多数が受け入れないとたとえそれが少数を救済できてかつ多数には影響を及ばさなくても、多数が気に食わないだけで少数の権利が簡単に捨てられてしまうんだからね。
一般的な人間ってさ、面白いことに、
日毎みんな自分は多数の立場にいるんだと思っていても、
実はどこかで少数の立場になることもあるんだけど、
なかなかそれに気づかず自分の首を締める決定を下すことが多い。
自分が経験していないことへの想像力に欠けるのが人間だから。
iPhoneが出たときにも批判的なコメントを沢山出ていたが、
結局普及して自分が使ってみるとその魅力や便利さに初めて気付くしね。
試験制度と資格制度ってのは、一般人の想像力を超えることはないから、
レアケースに対応できないし、いっぱい覚えているだけで取れてしまうから、
正直再設計が必要だと思う。
ただし、再設計しても、結局一般人がやる分にはその人たちの生来のスペックを超えることはありえない。
では。