具体的な例ですが、
保育園に行きたくなくて大泣きしている子どもに、どう接したらよいでしょうか?

私もたくさん失敗してきました。どんなになぐさめても泣きやまない場合、仕事に行かなければならないので、泣いてる子をそのまま預けて来てしまうというようなことが何度もありましたし、なぐさめるために子どもの好きなもの買ってあげるとか、子どもの気持ちを無視する間違った対応をたくさんしてました。

こういう時は、ステップ1、子どもの心がどのような状態か気づいてあげることです。「お父さんと別れることが悲しい」とか、「保育園でいやなことがある」とかに気づいてあげることです。

次にステップ2、子どもの行動を面倒なものとか、マイナスな感情と考えず、EQ教育の良い機会だと考えるのです。

そして、ステップ3、「保育園に行きたくないんだね。」「お父さんと別れるのがいやなんだね。」など...、子どもの話しに共感してあげます。

その次にステップ4、子どもの感情を言葉に置き換えてあげることが重要です。自分の感情を言葉に置き換えられるということが、EQの高さにかかわっています。自分のマイナスの感情、悲しみ、怒り、イライラなどを言葉に置き換えられないと、暴力や物にあたるなどの行動が現れてきます。

最後にステップ5、問題の解決策を一緒に考えていくということですが、小さい子の場合は、「別れるのが悲しい」という気持ちに対する解決策をいくつか提示してあげます。「お父さんと別れるのが悲しいから、いつも一緒にいる気持ちになるように、お父さんの写真を保育園に持っていくのはどうかな?」「別れるのが悲しいから、○○ちゃんの好きなお絵かきをさせてもらうように先生にお願いしようか?」など「悲しい」という気持ちに対しての解決策を一緒に考えることで、子どもは、自分の気持ちを親がわかってくれていると感じます。
その解決策で全部解決しなくても、親が自分の気持ちをわかってくれていると思うことが重要なので、必ずこの5つのステップを踏んで解決していくようにします。この5つのステップを繰り返すことで、子どもは自分の感情を言葉で表現したり、コントロールすることを学んでいきます。

私の失敗のように、「泣いてる子をなぐさめるために好きなものを買ってあげる」というのではなく、例えば悲しい気持ちに十分に共感してあげたうえで、ちゃんと「行きたくない」「悲しい」という気持ちを言葉に置き換えてあげ、「とても悲しいのに、保育園に行かなければならないから、好きなものを買ってあげるのはどうかな?」と解決策を提示してあげた場合は、子どもは気持ちをわかってもらえていると感じ、解決方向に向かっていきます。
同じ対応のようでも、5つのステップを踏むかどうかで、結果が大きく違ってきてしまうのです。
保育園に行かせるために好きなものを買ってあげるという対応は、行きたくない気持ちを親は受け入れてくれないものだと子どもは捉えます。そうすると、自分の感情を否定された子どもは、その感情をコントロールする術を学ばずに、次にまた同じことを繰り返すことになります。
子どもの心のコーチで大事なことの一つに子どもの感情を言葉に置き換えてあげるということがあります。
自分の感情を言葉に置き換えられるということが、EQの高さにかかわっています。
自分のマイナスの感情、悲しみ、怒り、イライラなどを言葉に置き換えられないと、暴力や物にあたるなどの行動が現れてきます。
逆にマイナスの感情も言葉に置き換えることができれば、感情をコントロールできるようになるのです。

「心のコーチ」と呼ばれる5つのステップを身につけるだけで、子どものEQを高める子育てができます。
1.子どもの心に気づく。
2.子どもの感情が揺れている時は、子どもに近づき、教育するチャンスだととらえる。
3.子どもの訴える話に共感し、子どもの抱いている感情を妥当だと認める。
4.子どもが味わっている感情の特徴をとらえ、それを言葉に置き換えてあげる。
5.そうして、直面している問題をどう解決するか、問題の解決策を、ともに考え、解決していく。
という5つです。
私自身、5人の子育て中ですが、この心のコーチの5つのステップを知る前と、知ってからでは子育てが劇的に変化しました。