検査翌日。結果を聞きに乳腺外科へ。。5年前右乳房摘出手術をして下さり、術後ひと月も経たないうちにドイツへ行きたいという無理な願いを聞いてくれ気持ちよく送り出してくれた先生との再会。ヨーロッパのお土産を持って診察室を訪ねる。

「あれからドイツで5年。そして今度はフィリピンですか。大変でしたね。」「足が痛かったのですか?いつからですか」「そうなんです。こないだもイタリアに旅行に行ったのですが足が痛くてサクサク歩けなくて子供達にぶーぶー言われたんですよ」その時点でも私は能天気に笑顔で答えていた。

「整形外科の先生がおっしゃるように残念ながら癌が骨に転移していました。頭から足まで全身に。そして肝臓にも」「え、、、、、まさか。」先生は誰の話をしているのか。まさか私???「転移の場合は手術は出来ないので薬を飲みながらの治療になります、、、、」そこから先の話は耳に入ってこなかった。最後におそるおそる「余命は、、、、?」と聞いてみた。。「何を言ってるんですか?そんな縁起でもないこと!」そう言われるだろうと思いつつ。すると先生は「5年を目指しましょう」と。、、、、、、。必死に気持ちを抑え、先生にお土産を渡し、礼を行って病室を出た。
その後トイレで泣いた。。大変なことになってしまった、、、、