映画『舟を編む』(2013年)は、三浦しをんの同名小説を原作とし、辞書編集に情熱を注ぐ人々の姿を描いた作品です。


あらすじ


出版社・玄武書房の営業部に勤める馬締光也(松田龍平)は、言葉に対する独特の感性を持ちながらも、社内では変わり者として扱われていました。


ある日、その才能を見出した辞書編集部の荒木公平(小林薫)により、新しい辞書「大渡海」の編纂プロジェクトに招かれます。


個性豊かな編集部の仲間たちと共に、15年の歳月をかけて辞書を完成させる過程で、馬締は言葉の奥深さと人との繋がりの大切さを学んでいきます。 


キャスト

馬締光也:松田龍平

林香具矢:宮崎あおい

西岡正志:オダギリジョー

岸辺みどり:黒木華

荒木公平:小林薫

松本朋佑:加藤剛


その他、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、宇野祥平、又吉直樹、波岡一喜、森岡龍、斉藤嘉樹、麻生久美子、伊佐山ひろ子、八千草薫らが出演しています。 


見どころ


辞書編纂の舞台裏:


普段あまり知られることのない辞書作りの過程や、編集者たちの情熱と苦労が丁寧に描かれています。


人間関係の描写:


馬締と同僚、西岡との友情や、林香具矢との恋愛模様など、人間関係の機微が繊細に表現されています。


言葉の魅力:


言葉の持つ力や美しさ、そしてその奥深さを再認識させられる内容となっています。


評価と影響


本作は第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞など6部門を受賞し、高い評価を得ました。 


また、2013年の米アカデミー賞外国語映画部門の日本代表作品にも選出され、国際的にも注目を集めました。 


聖地情報


映画の主要な撮影場所は東京都内で、特に出版社のシーンは神田神保町周辺で撮影されました。


また、馬締が住む下宿先のシーンは、東京都文京区の古い建物が使用されています。


これらの場所は、映画ファンの間で「聖地巡礼」として訪れるスポットとなっています。


作中アイテム


辞書「大渡海」:


物語の中心となる新しい辞書で、24万語を収録する大規模なものとして描かれています。


馬締の眼鏡:


彼の知的で真面目な性格を象徴するアイテムとして印象的です。


林香具矢の料理:


板前修行中の香具矢が作る料理は、馬締との関係を深める重要な要素として登場します。