当初は前回までのところでおしまい、と考えていましたが、Twitter掲載時にご希望をいただき少々エロスな展開となりました(*´﹀`*)

この③はまだやらしくないので大丈夫ですよー☆




----------【ご注意ください】----------


※主ちゃんの名前:○○ちゃん


※リーマン現パロ / ④に性的描写あり 


※沖田さん×土方さん×主ちゃんです(正三角)


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「○○…さん?」

「…うらぎりものぉ…!」


完全な八つ当たりだと理解しつつも私は沖田君にやきもちを妬いていた。


聞けば、沖田君と土方さんは十代の頃から剣道を通して交流があったらしく、沖田君がここへ入社を決めたのも土方さんを追いかけてのことらしかった。


「…なによ、どんだけ仲いいのよ…!悔しい。私なんて…」


同じ部署の上司だから、想いを告げることすら許されずに、
ただ土方さんが今日も明日も誰のものにもならないで居てくれることを願うことしか出来なかったのに…。


「沖田君は、会社ではなんでもない顔しておいて、土方さんとこーんなに素敵なお店で飲んでたなんて…。ずるい」

「お前…それさっきから声に出てるが、いいのか?」

「こんな風にウィスキーを傾ける姿とか独り占めしてたってことでしょ…?めちゃくちゃ格好いいし…!」

「おい…。だめだな、こいつは」


土方さんが怪訝そうな顔をして、目の前で手のひらを振ってるけど、なんだろう?
頭がぼーっとする…少し酔ったのかな。
まだ、そんなに飲んでないのに…。


「強くないなら、こんな酒飲むんじゃねーよ」


右手から土方さんと同じお酒が入ったグラスを取り上げられると、ますます寂しいような気がして目を閉じた。
二人の行きつけだというエメラルド色の内装の小さなバーで、チョコレートケーキみたいな濃茶のソファに沈みながら
お店の音楽と二人の声が少し遠くに聞こえていた。


「…んだよその目は…。お前まで酔ったとか面倒なこと言い出すなよ、総司」

「酔ってませんよ、全然酔えません…」

「絡み酒が流行ってんのか?」

「流行ってない…!○○さんが土方さんのことを見ていたのは知ってたけど、僕ももう少し彼女の中に入ってると思ってた」

「えろい言い方すんな」

「茶化さないでくださいよ…!」

「いいから…これで会計して来い。取りあえずこいつ運ぶ」



(なんの話だろ…だめだ、よくわかんないや)


ふわふわと気持ちいいような、沈みそうに重いような…。
そんな私の体はソファから浮かんで、誰かに背負われているような感覚がした。


「…沖…田君…?」

「……」


広くて温かいその心地よさに、浮かんだのは何故か沖田君の笑顔。


「…誰がこいつの中に居ないって…?」

「ん…」


背中から直接骨を震わせて聞こえるようなその声を最後に聞いて、私は意識を手放してしまっていた。







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「…ん」


テレビから流れる、古い映画の音響が懐かしい気がして、ぼんやりと意識が戻る。


(小さい頃、こうしてテレビを見ながらリビングで眠ってた…いつの間にか家族がケットをかけてくれていて…)


足をすり合わせると、本当に薄手のケットが掛けられていて、夢の中みたいに気持ちいい。
調子に乗って、すりすりとやってると、足指が何か温かいものに触れた。


「あ…目が覚めましたか?○○さん」


寝起きにその声が聞こえる違和感に、完全に覚醒した。

パチリと目を開くと、見慣れない部屋の中だ。
驚いて半身を起こすと、すぐ目の前に沖田君の顔があった。


「おはようございます」

「ーーわぁ!」


思わず後ろに飛び退いて、体にかかっていたケットを胸元に手繰り寄せた。
状況が呑み込めずに、キョロキョロとした後、自分の着衣を確認して取りあえずほっとする。


「こ…ここどこ…?!」

「土方さんのマンションですよ」

「ひじ…!なんで私、そんなところに…!」


「お前が潰れやがったからだろ」


声のした方を振り向くと、濡れ髪の土方さんがタオル片手に缶ビールを持って立っていた。



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⇒大人版②に続く♡