七周年の記事も書かずに
こんばんはー(´・∀・`)

今慶喜さんのばかなお話を書いてるんですが

それを書いてるノートアプリの一覧を見てたら、懐かしいのが出て来て…✩︎⡱


Twitterで2016年末から2017年始ごろに公開したもので、
「シチュエーションとCPを決めてもらって」書いたやつのひとつです。


エメラルドさんからいただいた、
土方さんで「女将とお客さん」…だったと思います。


私が書くのは かまととな女の子 が多いので、
書けるかなあ…とどきどきわくわくそわそわしたのを覚えていますが、


これは、案外好きに書けてたな*´ ˘ `*)♡


新しいことが出来て有り難いですね、
リクエスト♡



こっちには…えー、あんまん龍馬さんだけ?載せてた記憶なんですが、

もし記憶違いで、このお話も二度目だったらごめんなさい(›´ω`‹ )

そうだったら恥ずかしいなぁと思いつつ、確認するのもあれ…めんドゥなので…*´∀`)



↓  ↓  ↓  ↓

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「お噂通り、きれいな人ですね」

「ーーえ…?」

きれいな人ですね、なんて。
聞き慣れたお愛想にお酌の手を止めてしまったのは、このきれいな青年のせいでは無く……


「ー誰がいつ噂した?」

ぱちりと合った視線を躊躇なく逸らしてしまう、この常連さんのせいだ。

「噂ですよ、土方さんが足しげく通う小料理屋があるって。女将さんがどんな人か、ナース達がもう大騒ぎ」

「大騒ぎ…」

「てめぇ、それでここまで着いて来やがったのか」

「お小遣い稼ぎです」

天使のようににっこり笑った青年は、隣から強く小突かれても平気そうにピクルスを口に運んだ。

「ん、おいしい。…なるほど胃袋も」

「何がなるほどだ」


(ヒジカタさん……。土方さんか…)


二人に背を向けるため、冷蔵庫から三つ葉を取り出した。


常連さん…土方さんが初めて店に来てくれたのは半年ほど前だった。

一度見たら忘れられないほど端正な顔立ち、身につけているものは嫌味なく都会的で、立ち振舞いもスマート。会話から職業は医師だと知った。外科医なのか、魚の食べ方が異常にきれい。

たまに見せる笑顔が優しくて、なんて完璧ないい男なんだろうと常々思っていた。

多い時で週に一、二度。
たまに数週間顔を見せなくなって、その後、少しお疲れの様子で帰って来てくれる…。

そんな時は「お帰りなさい」と言って、鮎の甘露煮を出すとちょっと嬉しそうに笑ってくれたりする。彼が初めて食べた時に、懐かしい味だと言っていた一皿だ。

(意識するがゆえに機を逃して、今さら聞けなかった名前…)

口の中で「土方さん」と舌を動かす。ふふ、と思わず息が漏れた。

「はい、お待たせしました。これがリクエストいただいた『土方さん がいつも食べているお料理』です」

大皿に彼の好んで食べてくれるものを少しずつ盛り付けた。

「なんだかもう…。奥さんに見えて来ました」という後輩くんの言葉に「そんなこと言ってるとまた叱られますよ」と笑って返す。

本当はどんな顔をしてるだろうと横目で盗み見ると、土方さんの視線は私の指先に向けられていた。

(あ……っ)

パッと後ろに隠して、気まずい顔になった私を厳しい目が見上げた。
何か言い訳を放り込もうとした時、後輩くんの携帯がピリリリ…と鳴り出す。

「あ、すみません、ちょっと…」

ドアの閉まる音がしてヒジカタさんと二人きりになると、ため息が一つ落とされた。

「…今度は何やったんだ?」

「………あの…」

「…いいから見せてみろ」

「え……い。…嫌です、ボロボロだから恥ずか…」

カウンター内で後ずさろうとした私は、身を乗り出した土方さんにいともあっさりと腕を掴まれた。

赤く腫れた指先が露見する。


「……何で荒れた?」

「……山…芋…?」

へらっと笑いながら答えてみるも、予想通りちっとも笑ってくれない。

「だから…。山芋はあんたの身体に合わねぇからやめろって前に言ったじゃねえか…!危ねえんだぞ、聞いてなかったのか?」

「き、聞いてたよ…!だって…っ!貴方が好きなんだもん!」

言ってしまった後で空気がピタリと止まって(あ…)と気付く。

「ち。違いますよ!?ちが……そうじゃなくて…!ヒジカタさんが山芋、お好きそうだったから…!」

必死にまくし立てる私のうなじに手をまわして、ぐいと引き寄せられた。額同士がコツリと合わさり、息が止まる。


「同じだ、阿呆」


自分の心臓がドッド ドッドうるさい。
じんわりと汗が浮かびそうな うなじが辛い。

「きれいな指してんだから、勿体ねえことすんじゃねえよ」

彼の指先が、そっと皮膚の表面を撫でる。
何をしても痛くて仕方なかったのに、ぞくぞくとした感覚が肩の上まで走った。


「だ、だって……」

「言い訳すんな、このまま食っちまうぞ…?」

「食……」

ボッと真っ赤になって黙り込んだ私を見て、土方さんは満足気に笑った。

今まで見せたことのない、悪戯な顔で。





おしまい
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知ってる?難しい時は沖田さんや慶喜さんが助けてくれるチャラ- ハリネズミ