カナディアン、再び。 | 鉄母の 子育て鈍行列車 

鉄母の 子育て鈍行列車 

鉄道関係のことが好きな母親を勝手に「鉄母」としました。
旅行や鉄道関係から、英語、教育、発達障害と、鈍行のおかげでネタの中身が寄り道いっぱいです。

夫の高校時代のカナディアン留学生夫妻が

2019年以来の来日ツアーしていました。

カナダ昨日カナダへ帰国しました。


先週、名古屋にいて、私達も共に

まわりました。行き先はトヨタ会館から

夏の香嵐渓、カクキューの八丁味噌の

工場見学。2日目は馬籠と妻籠。

初日の夕飯は矢場とんで、4日目は

名古屋駅で東京に向けてお見送り。


来ればあっという間なのですが、

来るまでのツアー日程を教えてもらって

いたので、紙で確認しながら、今頃

あそこかなぁ、どんなものを見ている

かなぁ、等想像して待ってました。


そして、いざお二人に4年ぶりに会うと

最初は英語が出てこないチューもー、

やんなるなぁ。


しかし、久しぶりに逢えば、あ!

そう言えば前回あそこで待ち合わせ

した!とか、確かうちに来てすき焼き

パーティーしたよ!とか、相変わらず

つたないものの、ようやく英語脳の

エンジンがかかってきたのです。


まぁ、トヨタ会館はTOYOTAの本社の

隣にあり、愛知県内の小学生が大概

社会見学しに行く場所でもあるし、

世界のTOYOTAなので英語も中国語も

併記してあるのでいいのですが、

香嵐渓にある三州足助屋敷は少し、

岡崎のカクキューには英語の表記が

ありません。


必死で赤味噌が大豆で出来てて、

東海地方でのみ良く使われる味噌で

特異(ユニーク)なタイプだ、2年間かかって

作るとか、テレビの特集を思い出して

「この樽で踏む時専用の長靴を履いて

踏んでいるんだと思うよ」とか、今の

社長で19代目とか、(樽はbarrel、バーレルと

ようやく結びついた)うちの夫はこの赤味噌の

味噌汁でないと飲まないとか(笑)。


足助の香嵐渓も、秋だと大渋滞を起こす

紅葉スポットですが、夏なので快適!

ましてや、水着持ってたら川遊びが

出来ただろうなぁ。懐かしいもんです。

足助屋敷では民芸館があって、各々

看板に英語も併記してあるので少し

助かりました。

次の日、馬籠と妻籠へ向かう為、中津川駅に

迎えに行ってまわりました。

その時、駅の改札口付近で待っていると

ザ・外国人旅行客!な方がかなりの数

下車していました。


カナディアン夫婦は見た目がアジア系の

為、(名前からすると中国系)私達と並ぶと

隣の街に住む友達としか思われません。

彼らは「いかにもな外国人旅行客、特に

ヨーロッパやアメリカからの旅人は結構

一緒に下車したよ」と教えてくれました。


また、私達と日本の旅行で共に行動

したのはこれで三度目。訪問先が、

北海道の富良野や小樽、八戸、仙台、

金沢等々かなり「そのチョイス?」と

いう所をまわっていました。

聞くと、今はYouTubeの時代。日本に

住む外国人や、仕事で長期滞在している

外国人が日本のひなびた街や、渋い場所、

古い街道の宿場町を訪ねるビデオを

彼らは良く見ていたそうです。

東京に京都や大阪は、日本旅行の

beginner(初心者)がまずは訪れるんだ

そうです。その後、周辺をぐるぐる。

昔、同僚さんのご主人がフランス人で、

東京出身で東京で出会ったのに、まさか

ご主人がよくよく日本を調べた上で

名古屋に住みたいって!ものすごく

研究してるなぁ。北海道は夏に避暑地に、

またフランスに帰る時も、どうも東京の

混み具合が嫌で、ほどほどな街のサイズが

気に入ったようで、聞いた時にとても

不思議な気分になりました。


馬籠と妻籠は中山道の隣同士の宿場です。

しかし間が7キロ半。しかも馬籠から妻籠へ

向かう場合はずっと登り。


結構登山の格好で来ていた外国人旅行客が

多くてびっくり!カナディアン達に、

「まさかとは思うけど、外国人みんな

登山好きってことないよね?」と

控えめに聞いたら「僕もトレーニング

してこれば頑張るけど、暑くて次の

妻籠まで行く気になれないよ!」爆笑


よかったぁ、昔馬籠はフルーツ狩りのあと

ちょっと散策するバスツアーで組まれて

観光客はそれなりにいたけど、なんとまあ

このひなびた感じの往時の面影を残す

街道の宿場町や、急坂のトレッキングを

注目して旅に来てくれる日が来るとは。

日本人でもトレッキングとか登山好きな

方は妻籠まで頑張るけど、大概はバスや

車で移動するものです。外人さんみんな

ハイキングやトレッキングするわけじゃ

ないよねてへぺろ


藤村記念館で、島崎藤村がまさか

宿場生まれの中でも本陣生まれとは!

ちゃんと見てなかったよ。

脇本陣でもこの留守居を任されるのは

名家です。ましてや本陣の留守居はもひとつ

格式が上がります。意外とすごい背景が

あったのねカメラ


けど、本陣、脇本陣って、日本人なら

わかるけど(本陣は大名とその付き人クラス、

脇本陣は中級以下の武士が滞在するんです)

大名?殿様?困ったなぁ。


あ!upper classとmiddle or under class of

samurai!これしかない。


看板にちょこっと書いてある英語の

表記を使いながら、私も勉強していました。


いつか今度はカナダへ家族で行きたい

ものですけど、何だか逆にまた彼らが

来る方が早そうな気がしてます。