アダナのAFADへ 

さて、イスタンブールから約1,000km、空路でアダナに入った一行はレンタカーをゲットして、トルコ大使館から紹介してもらった現地の指揮本部、AFAD(災害危機管理局)へ。支局長のクルテッキン氏と面会、現地の詳細情報を入手。

左からトルコ武官アリュームボールド氏、おりんさん、ガンちゃん、クルテッキン氏

 

被害としては アンタキヤとカプラマンマラシュとアディアマン と言う3つの町が、最も壊滅的 とのこと。今回の我々のプロジェクトの適地となるのではないかとのアドバイス。その場でアンタキヤ支部に電話をして貰って、早速視察に向かうことに。

この辺の即決即断、そして即行動が被災地では求められている。

アンタキヤはほとんどシリアとの国境。海の向こうにはかっての係争地キプロス島も

 

 

アンタキヤの惨状 

アンタキヤに向かう途中のおりんeyeによる観察記録。

今のところ、道路の大きな亀裂、液状化、明らかな斜面崩壊といったような地質由来の被害が見受けられない点が、興味深い橋や、アンダーパスも普通に通れる (急拵えで復旧したものではない感じ)。見かけ上、瓦が落ちた程度の家(被害が比較的軽そう)も人は住んでいないのかな?って思うのは、屋根にブルーシート掛けて応急処置してる家は一つもないから。屋根の構造(素材)の違いで雨漏りが少ないのかもしれない。」

 

その後、テント村にも案内をして貰う。

我々の予測通り、住むところは大分整備されつつあるけれども、メンタルケアする場所(トイレやシャワーもだけど、お祈りする場所や子供の学ぶ場所など)が必要だろうとのと。食料は十分な量が日に3毒張られており、会社勤務の人はシャトルバスで仕事に行くとのこと。テント村には日中は子供や高齢者、女性が残される模様。

このテント村はトイレは足りているようだが、気温上昇と共に衛生管理に深刻な問題が起きるのではないか?とのおりんさんの意見。

また避難所の周りにはプラごみも散乱しており、住民自らが衛生環境を守る意識をもたなければ、不衛生による「災害関連死」は免れないとの手厳しい意見も(^_^;

さすがおりんさん。

 

建築家でもあるガンちゃんからは、さっそくにゲルトイレの図面と詳細図も送られてくる。こっちも流石。

現地視察を通じて、色々と具体的にアイデアも沸いてきているようです。

 

現地での関係者との連絡も上手くいってるみたいで危険には巻き込まれていないようですが、時折チェックする彼等の位置情報の記録がこちら(衛星経由でネットで位置情報が見れます

引き続き、現地の様子を探りつつ、地元の方々との連絡網の構築に努めます。
がんばってください!