冬季は気温低下により血管が収縮し、末梢血流が低下しやすくなります。

その結果、筋温の低下・関節可動域の減少・自律神経の乱れが起こりやすく、

「冷え」「こわばり」「疲労感」「動きづらさ」といった冬特有の不調が現れます。


冬の不調の正体は「動かないこと」


寒さによって活動量が減ると、

筋ポンプ作用の低下

関節内の滑液循環の低下

体幹・下肢筋力の低下


が進み、さらに血流不良を招く悪循環に陥ります。


この悪循環を断ち切るために重要なのが、

**症状が出る前に体を動かす“先回りケア”**です。


キック動作が冬の体に有効な理由


キックトレーニングは、

下肢・体幹・上肢を連動させる全身運動であり、

股関節・膝・足関節の可動域改善

体幹安定性の向上

下肢筋群による強い筋ポンプ作用


を同時に得ることができます。


特に下半身を大きく使う動きは、

全身血流量の増加と体温維持に効果的で、

冷え・むくみ・関節の違和感予防に非常に有効です。


また、一定のリズムで動くことで

自律神経のバランスも整いやすくなり、

冬に乱れがちな睡眠や回復力のサポートにもつながります。


「ありがとう」が体の反応を変える


トレーニングは筋肉だけでなく、

脳と神経系の働きにも大きく関わっています。


「今日も動いてくれてありがとう」

そう意識しながら体を動かすことで、

身体感覚(ボディイメージ)が高まり、

動作の質や回復力が向上しやすくなります。


ありがとうを本気で言っていると、今度はありがとうを言われる番がくる


継続した運動によって

動きが軽くなる

疲れにくくなる

冬でも体が動く


という形で、体が結果として応えてくれるのです。


冬こそ「動ける体」を育てる季節


冬は体を休ませる季節ではなく、

正しく動かし、機能を保つ季節です。


キックを通じて

血流・関節・神経の働きを整え、

自分の体に感謝しながら動き続けることが、

冬の不調を防ぎ、春につながる健康な体づくりになります。


この冬も、

動ける体を先回りでキープしていきましょう。