毎日起きる部屋が違うので
朝起きて「ここはどこ？」と認識するまでに
ほんの数秒かかる

それが落ち着かないという人も
いるだろうし

なんだか新鮮でいいという人もいる

現実とは
人の数だけそこに現れるもの

どれひとつとっても
確かなものなんてない

誰かにとっての真実でしかないから

日本中が泣いたどれだけ感動的な話題の映画であっても

え？これのどこに泣く要素があるんだ？と思う人もいるわけで

でもなかなかそれって言えない、マイノリティは言える雰囲気ではない

そんなこと言うと「あなたとは分かり合えないのね！」などと嫌われそうであるし
もっとキツイのは
「この映画みて感動しないなんて酷い！」とか
言われてしまったりする

それほど人は
自分の感性に浸りやすいし
大勢の人が自分と同じ感性を持っていると
安堵する

現実の人間関係は
そんな多種多様な人たちが集まって
互いに周波数を合わせていくのだ

そこで頼りになるのは

愛と思いやりと優しさと感謝である

映画みて感動で号泣している人のそばで
「ねえいったいこれのどこがいいの？」なんて
野暮なことは言わなくていいのだ

感動しなかったのは
自分の勝手なのだから

かといって
感動しなきゃならないわけではない

「私はまったく心動かなかったけど
ははん、他の人はこの映画は感動するやつなのね」

ということを知るだけで良い

これは映画に限らず
生き方すべてに言えること

親子、家族、恋人であっても
違う人間なのだ

私の旅人はめちゃくちゃ楽しい

二拠点生活もとても新鮮

仕事して
忙しくしてやりがいもある

それは私にとっての世界

それは真実でもなんでもない

あなたはあなたの世界を満足していこう