名古屋にて「キングダム2」鑑賞。
佐藤信介監督のトークショー付き。
ミッドランドスクエアシネマでは、月1ぐらいでトークショーをしているそうだ。映画パーソナリティー・松岡ひとみさんがMCを務め、トークを展開。
以下、覚えている範囲で記録_φ(・_・
ちゃちゃっと書いたけど、
めちゃ長くなりました💦💦
○監督と信との共通点
・名前→佐藤信介の信 僕も信なんです!
・広島の田舎から上京、天下の大将軍を目指す
まあ、僕の場合はこのぐらいまでが共通点です!
○鑑賞回数
・100回以上観ているが、それはつくっている段階で観ているので、完全に完成してからは2回ぐらいしか観ていない。一回観るのに2時間はかかるから、通して観るのは一日に一回にしていた。
○戦車隊
・撮影よりも、馬の準備とか戦車隊を作るところまでの方が時間がかかった。
・撮影に使える馬は日本に少ししかない→中国には数はある。
・当時の戦車隊の資料を見て、日本で作れるところを探す→2か所ぐらいしかない→北海道在住の方に図案を参考に製作してもらう→できたものを見ながらさらに検討
・戦車隊は車輪が2つ。これが大変!4つなら走りやすいけど、2つは大変!
・戦車隊の馬が2頭横に並んで走るのが大変!2頭がそれぞれ好き勝手な方向に行くので、平行に走る状態を保ちながらの訓練をしなきゃいけない!だから、撮影よりこの準備の時間がかかり、大変だった。
○ストーリー展開について
・原先生の原作をリスペクトしつつ、映画でできることを考えた。原先生には脚本にも携わってもらった。できた脚本に「このセリフ、この表現とかどうですか?」など赤を入れてもらうとか、信と羌瘣とのオリジナルシーンを描いてもらったり(ネーム)とか。
・漫画ならではの見せ方、アニメならではの見せ方があるように、映画としての見せ方がある。そこを考えつつ、変えたいときもあるので、ぼくがやりたいことを絵コンテに細かく描いてプレゼンした。
・アクションについては、キャストが怪我をしないように、みんなが安全に撮影できるようにしなきゃならない。そこは専門の知識が必要なので、アクション部にお願いした。下村さんがみんなで検討したものをアクション部で実際に動いて撮影→さらによくなるよう練習し撮影を繰り返す→決定したものの写真を印刷し、監督作成の絵コンテにはめこんでいく。そして、どう見せると効果的か考え、順番などを入れ替える。これが、大まかな流れ。
・原作ファンのことを忘れずにつくるが、全く知らない人たちに伝わるかどうか、その人たちがこれを観てどう感じるか、それを常に考えながらつくった。
○中国の撮影について
・日本と中国とで撮影する計画だったが、コロナでだめになった。どこでどれを撮影するか、変更に変更を重ねて本当に大変だった。撮影できないとなっても、絶対中国の絵が必要。ここは譲れなかった。
・中国で製作スタッフを集めてもらう。リモートで打ち合わせながら、絵コンテを見せて撮影してほしい場面を頼む。衣装や資料を中国に送っての撮影。調整が大変だった。
・映画完成しても、どれが日本でどれが中国か、スタッフでもわからない場面もある。それぐらい、ミックスしている。撮影中も、役者さんが、「あれ、これってなんでこっち向いて言ってるんでしたっけ?」と戸惑うことも。それに対して僕はわかるけど、すべてを把握しているスタッフは多くはいない。それぞれの自分の担当のところを一生懸命しているから。個々の緻密な作業で成り立ってるけど、組み立てたらどうなるか説明できる人がいないから、わからなければ僕に聞いてください、って進めてた。
○撮影方法や、その後について
・この映画は、原始的なやり方の撮影あり、CGあり、中国と日本の地で撮影のミックスありで完成した。それぞれの細かい緻密な作業で成り立っている。だから、できたときに、自分のこの作業はこうなったのか!と創ったスタッフやキャストが喜んでくれたのがうれしかった。
・馬が10頭ぐらいしかいなくても、たくさんいるように見せるからくりとかを使っている。多く見せたり少し削ったり、そういう細かい作業をたくさんして調整した。
・戦車隊のシーンも、走っていないとか、車輪がないとか、いろんな場面を撮って組み合わせている。あんまり言うと夢がなくなりますが…。
○馬のシーンについて
・馬を借りるだけで億単位のお金がかかる。
・山﨑賢人さんは、馬に乗って走る演技は今回が初めて。まるで前から乗ってたみたい。身体能力も高い。
・信と麃公が並んで走るシーンは、CGは使っていない。実際に馬に乗って走っている。本当に速くて、車で追いかけて撮影するのが大変だった。
○クランクインについて
・羌瘣シーンは、トーンタンタンのすぐ前の敵に囲まれる場面からだった。いきなりその場面だったが、身体を動かすところから入ってほぐれてよかったかも。
・信と嬴政と河了貂は、これから行くぞ!のシーンから。だから、すごくよかった。
・映画は、ストーリー順に撮影しないから大変。
○キャスティングについて
・松橋プロデューサーが、これまで関わった役者さんとか、見てきた役者さんをピックアップしつつ素晴らしい感性で案を出してくれる。4人ほど候補を挙げて検討。1の撮影中にも、この役はこの人とかどうですか、などあった。だから、早い段階で役者さんに打診したりスケジュール調整したりできた。でも、スケジュールが合わなくて残念というパターンもある。スケジュール合わせが大変!
・原作に似ているかどうか考えたり、似てなくて寄せたりすることもある。衣装も、いろんなパターンで決める。例えば羌瘣の頭のとこの赤の模様も、ほかの色のパターンもいろいろやってみた上で決定している。
・似ているかどうか、原作と比べてどうかというのは、最初の段階では気にするが、撮影が始まったらスタッフも役者さんもそこは考えていない。その役者さんが考えたイメージで演じている。一人一人の存在自体、その役として生きているから、見た目とかではない。
・似ているかどうかも考えるが、年齢やキャリアもあるし、何と言ってもその人のもつ世界観とか創り出す空気とかが大切。例えば大沢さんの王騎将軍だと、体型も細くて似てないわけですよ。でも、誰が見ても圧倒される素晴らしい王騎将軍に…
…って、↑ここらへんは、実は私ほとんど覚えてません!!例として大沢さんの名前を挙げられた時点で、か〜っと胸が熱くなり、なぜか泣けてしまいました…😭
○夕日のシーンについて
・夕日のシーン、本当は丘から見下ろしている設定だった。丘から麃公と王騎が戦場を見ながらのシーンにする予定が、それはボツに。しかし、後になって、丘ではなく平原で、夕日を見ながら、前をまっすぐ見つめてがよいのではということになって、急遽お願いした。大沢さんはクランクアップする時だったのに、1ヶ月先の撮影になって申し訳なかった。そして体型維持のトレーニングをしてもらうことに。僕は雨男だけど、撮影では晴れることが多い。きれいな夕日が出て素敵なシーンになった。
・信と羌瘣の夕日のシーンも撮影。一日目、拘って何回も撮影してたら曇ってしまった。二日目は、曇って撮影できず。三日目はとてもきれいな夕日。嬉しくて何テイクも撮影、映画の「じゃあな」は、その中で一番いいのを使った。三日とも、そのたびに衣装やメイクをする。汚しすぎてたら落としてから、というふうにして撮影した。羌瘣の少し笑う表情も、それを見つめる信も、とてもいい顔をしていたので気に入っている。
監督さん、もんのすごく早口で次々トークしてくださる。熱い。まだほかにも話してくださってたはずだし、言葉の表現が違ったりしてるだろうなあ。
生で監督さんの想いを聴けるのって、本当に興奮!酒じゃあ!!って叫びたくなる帰り道だった。(私は飲めないけど!)
お話聴いたら、また観たくなる。どれだけ大変だったのか、どれだけ多くの方が関わったのか、どんな想いでつくったのか、いろいろ想像を膨らませつつ、胸がいっぱい。
監督さん、お忙しい中、たくさんのお話ありがとうございました。
あと、読みにくい文章になりましたが、最後まで読んでくださった方がおられたら、ありがとうございました。
監督さんが「劇場で観られるのは公開時の短期間だけなので、ぜひ劇場で観て少しでも元気とか勇気を!」とおっしゃられてましたので、ぜひ!
私も続編期待しつつ、2を味わいたいと思います。