久しぶりの本家iPodのカスタム。

今回は,動かなくなった中古のiPod classic(第6世代)を入手した。

 

iPodの故障の原因はいろいろとあるが,今まで手にした不動のiPodのほとんどはHDD(ハードディスクドライブ)の故障であった。

 

iPod classic 120GB (No.A1238・MB562J/A)2008.9~2009.9

 

このiPodは電源は入るものの,HDDが故障しているらしく,プログラムが立ち上がらない状況だった。

 

そうなると,通常は新品のHDDへの交換を考えるところだが,これまでのiPodと同じようにHDDをメモリーカードに換装することにした。この換装手法は,世間では「CF化」や「SD化」と呼ばれているようだ。

 

まずは,iPodを開けることから始める。

このiPodは今まで経験した第3,4,5世代とは比べモノにならないほど難しかった。とにかく金属のツメがガッチリはまっていて,プラスチックのカードやギターのピックぐらいではビクともしない。今回はホームセンターで購入した住宅内装用の「はがしヘラ」でチャレンジした。

 

 

ヘラの先端がダメになるほどグリグリした結果,何とか開けることに成功した。

iPod本体には一切のキズをつけることなく開けることができた。

 

水色のスポンジシートが付いているモノが故障した120GBのHDD

 

今回の換装に用意したモノは,左から「CF接続アダプタ」,「SD-CF変換アダプタ」,「SDXCカード(64GB)」で,費用は合計で約6,000円であった。

 

SDカードを変換アダプタに装着

 

CFカードをアダプタに装着

 

故障したHDDとのサイズ比較

重さの違いを正確には量っていないが,かなりの軽量化となりそうである。

 

すべてを装着し,iPodを閉じると「iTunesを使ってレストアするように」と表示された。

 

Macbookに接続し,iTunesを起動

 

そして復元

復元といっても,実際は「初期化」ということ

 

iTunesでの復元(初期化)が終了すると,無事に修理(カスタム)が完了!

 

今回のカスタムで悩んだことは,SDカードの容量を64GBにするか,128GBにするかであった。元々のHDDの容量が120GBだったため,128GBにしようかとも考えたが,とりあえず費用的にも手頃であった64GB(約3,000円)とした。

 

これまで,第3世代,第4世代,第5世代のiPodの修理(カスタム)を数多く手がけてきましたが,第6世代は初めてだったため,久しぶりのドキドキ感を味わいながらカスタムを楽しみました。本家iPodでは第6世代から採用された「カバーフロー(CoverFlow)」サイコーです。