私の妊活体験:31歳で凍結した胚盤胞を37歳で戻し、妊娠成功までの道のり
結婚して間もなく、婦人科の検診で子宮頸部の高度異形成が見つかり、すぐに円錐切除術を受けました。
手術は無事に終わりましたが、妊娠を目指すにあたって、「早く授かりたい」という気持ちと「子宮の状態に不安がある」という気持ちが常に心のどこかにありました。
そこから約4年にわたり、ホルモン補充療法、タイミング法、人工授精と段階を追って進みました。
ようやく妊娠反応が出たときは本当に嬉しかったのですが、子宮外妊娠と診断され、右の卵管を切除することになりました。
このとき初めて、「次も子宮外妊娠になったら、もう片方の卵管も失うかもしれない」という強い恐怖と向き合い、体外受精へのステップアップを決意しました。
そして、IVFに進む中で得られた良好な胚盤胞を、31歳のときに凍結保存しました。
不安の中でも、凍結した胚があることで「未来に希望がつながっている」と思えたことが、私にとってとても大きな支えになりました。
体外受精を決意し、31歳のときに採卵・胚盤胞凍結を行った私は、幸運なことに第一子をすぐに授かることができました(体外受精)。
その後、2年後には第二子も体外受精で妊娠・出産することができ、2人の子どもに恵まれて、私たち家族は日々にぎやかに過ごしてきました。
当時は「これで妊活は一区切り」と思っていましたが、時が経つにつれて、“もう一人赤ちゃんを迎えたい”という気持ちが自然と湧き上がってきました。
そして気づけば私は37歳になっていました。
思い出したのは、6年前、31歳のときに凍結保存していた胚盤胞の存在です。
「またこの子に会いたい」そう思い、第三子を望んで凍結胚の移植にチャレンジしました。
けれど、今回は簡単にはいきませんでした。
1回目、2回目、3回目の移植では妊娠には至らず、不安や焦りを感じることもありました。
それでも信じて進み、4回目の移植でようやく妊娠判定が陽性に。
無事に心拍も確認され、現在妊娠を継続中です。
6年前の私が未来に残してくれた命が、こうしてまた芽吹いてくれたこと。
このつながりの奇跡に、心から感謝しています。
今回、第三子を希望して移植に臨むにあたり、過去の移植とは明らかに違う感覚がありました。
一番強く感じたのは、「子宮も年をとっている」という現実です。
31歳のときの妊活と同じようにすれば妊娠する、という簡単なものではないことを、体の反応から実感しました。
「胚は若くても、戻す子宮は6歳年を取っている」という事実に向き合うことで、“子宮の環境を整える”ことの大切さを改めて感じました。
そこで私が意識的に取り組んだのは以下のことです:
• 週に1回、温泉に通って体を芯から温めること
• 週2回の鍼灸通いで血流を促す治療を継続
• 養命酒を毎日飲み、体全体の巡りを改善
• とにかく「子宮を温める」ことを意識し、冷え対策を徹底
これらを“今の私の体を大事に扱ってあげる”という気持ちで取り組んだことが、心身ともに前向きになれた理由だったと思います。
妊娠判定の瞬間はとても緊張しました。
BT5(胚盤胞移植5日目)から毎日妊娠検査薬を使い続け、気づけば10本以上も試していました(笑)。
BT7にはうっすら陽性の線が出て、嬉しくて夫に見せると「うーん、見える?かな?」と少し曖昧な返事で落ち込みましたが、諦めずに検査薬を続けました。
そしてBT9にクッキリとした陽性の線が出たときは、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。
6年前に凍結した胚が、今こうして命として宿ってくれたことが奇跡のように感じられました。
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この体験を通して、年齢を重ねても妊娠の可能性は十分にあることを強く実感しました。
凍結胚が未来への希望となり、心身のケアを大切にすることが、妊娠への大切な一歩だと思います。
同じように悩む方々に伝えたいのは、「過去の自分が残してくれた命に、未来のあなたが出会うことができる」ということです。
焦らず、自分の体と心に寄り添いながら、一歩ずつ進んでほしいと願っています。