子供の頃、母親にたずねた
「無償の愛ってあるの？」
母親は、そんなのないよと答えた
大人になって、何人かつきあったりしたけど
やっぱり無償の愛はないんだと思った

そして、旦那さんに出会った
無償の愛のことはすっかり忘れていた
やがて、犬達に出会った
そこでみつけた、とうとう、無償の愛を

私は犬に無償の愛を教わった
そしたら、旦那さんの中に「無償の愛」をみつけた
旦那さんが亡くなって
がむしゃらに生きた
ただ、無我夢中で、犬達を守るためだけに生きた

無償の愛のことを忘れかけた頃
次々と、新たな無償の愛に出会い、サポートを受けた
「何故、私を助けてくれるのかな？」
それが、無償の愛からだと気づくまでに
時間がかかった

けど、今はわかる
無償の愛は、性別や、種族を問わず存在する
求めれば、必ずそこに
そして、そのことがわかったとき
自分の中に、「無償の愛」があることに気づいた
ずっと、ずっと前から
ここにあったんだね

自分の中に、ずっと、あったんだね・・

無償の愛の連鎖がはじまった時、
世の中は変わる
我欲と欺瞞に満ちた人間関係は過去に葬られ
純粋な意識の絆を持つ者達の
偽りのない世界が始まる

人々は互いに認め合い、サポートしあう
そこに代償は存在しない
「してあげる」のではなく
好きだから「する」だけ
ただ、そんな単純な動機だけでいい
そういう風になっていくんだろうな・・

☆無償の愛