金剛界曼荼羅

これは大日如来の智慧にいたる道筋を示す

つまりは、密教の目的（この道程を辿って

即身成仏を得ること）を表しているのである。

前回のブログで説明した【→参照】

九識のうちの阿摩羅識（あまらしき）へ

到達するためには、以下の五つの智慧を経ていく

①行動・所作を過たない智慧

→成所作智

②正しく観察し、誤らない智慧

→妙観察智

③我執や狭い認識を超えて、心的現象を平等に

捉えることのできる智慧

→平等性智

④瞬時の心身の動きまで支配している無意識の

働きを知り、過たない智慧

→大円鏡智

⑤永遠の実在とともにあり、それとともに生き、

生かされている智慧

→法界体性智

これらの五智は五仏（成身会を構成する智慧のステージにある如来）と対応している。

つまりは、金剛界曼荼羅の中央に配する「成身会」

に示されているのである。

↓この真ん中

五つの智慧を開くこと

これが、今ある選択に悩んだときの

大いなるヒントになるのだと感じる

ひとつひとつを我が手にとり

胸に当ててみる

焦らずゆっくり

今ある意味と生かされている意味

質問を繰り返すことで真実は明らかになっていく

五仏とその印の関係は、またそのうちに。

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